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言葉づかいは決めてしまえば後は楽

作家が小説を書くときと、手紙を書くときの文体は、違うと想像します。
ビジネスマンの会社での会話と、家族との会話は、言葉づかいが違うと思います。
人は自然にシチュエーションに合わせて言葉づかいを変えられるのだと思います。

感情を抑えるよりも言葉を変える

議員が国会で論戦になったときに、極めてクールに戦う人と、熱くなる人がいます。
熱くなる人は、正確には熱くなっているというより、声が大きくなったりトーンが高くなったりして、さらに言葉づかいが変わったりしているのだと思います。
それを議員さんは意図的にやっているのか、自然にそうなるのかは人によるのだと思いますが。

国会ではこの言葉づかいで行く!と決めてしまえば迷うことがなくて、例えば常に敬語・丁寧語を使って「〇〇だとおっしゃいますが」「〇〇だとお考えだったのですか?」のように話すと決めれば、どんなに怒りが込み上げてもそう話せばいいのです。

頭にきたときにそれが崩壊してしまい、うっかり「〇〇だと言いましたよね!?」と言ってしまうと、周りの人の気持ちに色々と波紋が生まれるのだと思います。

普段からそういう言葉づかいなら「そういう人」で済まされるのですが。

だからどんなに感情が昂っても「絶対にこの言葉づかいで行く!」と予め決めておけば、余計な波紋を拡げずに済みます。

平凡な言葉づかいは正確に伝わる

丁寧で平凡な言葉づかいをしていると、内容が正確に伝わります。
国会論戦のように客観性が重視されるシチュエーションでは、平凡な言葉づかいをするのが最適だと考えます。
極めて深刻な問題は、淡々と説明するだけで深刻だと分かりますし、無理に大袈裟に表現しなくても、内容がしっかりしていれば伝わります。

なぜ感情表現に頼るのか。
余談ですが、安っぽい(笑)映画やドラマでは、感情表現をBGMで表そうとする場面があります。ドキュメンタリーでもBGMに頼ることがあったり。
内容がしっかりしていて普通の言葉で伝えられれば、BGMやオーバーな表現は要らないと思います。

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