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旧外国人居留地

神戸に行くと、ついつい旧外国人居留地の方に足が向きます。
あのゆったりとした雰囲気が好きなんでしょうね。

だけど昨今の情勢からか、旧居留地に路面出店しているアパレル系ショップが次々と閉店しているのが残念です。路面店は風景を構成しているので、僕などは風景が好きだから、それが無くなるという喪失感みたいなものがあります。
背景には、実店舗から通販への移行があると思いますが、ネット社会で、そうした三次元的なものへの関心が薄まり、今後は二次元の中の三次元に変わっていくのかなと思うと、なんかとても寂しい気がします。

神戸の風景スポット

神戸で写真を撮るとすると、いわゆるインスタ映えするような場所は沢山ありますが、大きくは・・

  • メリケンパーク

  • ハーバーランド

  • 三宮

  • 旧居留地

  • 元町

  • 山手から六甲山

  • 神戸港とアイランド

  • 垂水・舞子

などがあるだろうと思います。
新しい町、古い町、広々とした所、ごちゃごちゃっとした所、都市、農村、山、海、色んな風景が見られる場所が同じ市内に全部あるというのが、神戸の大きな特徴ではないでしょうか。
このまま独立国家になってもやっていけそう・・(笑)

旧居留地の特徴

中でも旧外国人居留地は歴史的な建造物が沢山残っている所です。
やはり西洋の石の文化というものはライフサイクルが長いなということと、ここがかつて海外との貿易の拠点となっていたという経済的な繁栄が、価値ある建造物を今日まで残したと言ってもいいと考えられます。

しかし、特に阪神淡路大震災で失われたものや、さすがに年月を重ねたことで老朽化して壊されたものなどがあり、以前よりは当時の面影を目にする機会がかなり少なくなってしまいました。これからも徐々に無くなっていくのでしょう。

ジオラマ

旧居留地の繁栄が著しかった頃を模型で再現したジオラマが、神戸市立博物館の歴史展示室で見られます。(本年2月4日まで休館とのこと)

以前ここで自分が撮影したジオラマは、Instagramに上げています。
それは壮観な眺めですよ。昭和の初期にこんな町があったなんて、想像してもしきれない、現実なのかと思うぐらい整然とした西洋風の町並みです。

単にオシャレだとかセレブだとか、そういう見方だけでこの町を評価している人がいるとしたら、一度このジオラマを見てもらって、旧外国人居留地の繁栄とそこに存在した外国文化に思いを馳せて欲しいと思います。

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