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SNS の機能は使われ方を示している

SNS にくっついている幾つかのこと

1. 機能

SNSにはいろんな機能がありますよね。note には note ならではの機能もあります。
他人の記事をシェアしたり、YouTube 動画を埋め込んだりできます。note だと記事のヘッダに note のクリエイターさんが作った画像を挿入できるんですよね。(← これは楽しい!)

2. 使い方

使い方って、だいたいSNSのヘルプに書かれていますが、機能はあってもヘルプに書かれていない内容もあります。
そういうものは、ブロガーさんが解説している記事を読んで知ったり理解しますね。

3. ルール

SNS上のルールの多くは、SNSの機能に落とし込まれていて、SNSが不都合なことは出来ないようになっています。システムがルールを作っているとも言えます。
(逆に言うと、SNSで出来ることは「やっていいこと」だとも言えますね)

例えばメルカリは本当に良く出来たアプリだなと感心するのですが、個人売買のトラブルが起きにくいように機能が作られているのですね。だから普通にアプリを操作して、分からない部分はヘルプを読めば、初心者でもスムーズに個人売買ができちゃうのです。
郵便局やヤマト、コンビニとのシステム連携を含めて、僕が今までに使ったアプリで一番、感動したアプリです。

それ以外に、一般社会のルール(法的なもの)があって、それはどんな社会でも概ね共通だと思います。例えば「名誉毀損をしてはいけない」とか。

4. マナー

マナーは SNS のシステムが決めることではないだろうと思います。
SNS 上のマナーは、一般社会のマナーとほぼ同じですかね。他人を傷つけそうな発言は控えようとか、公共の秩序を乱さないようにしようとか。
SNSの機能が関係するものは、SNSだけのマナーになると思います。例えば連ツイは控えようとかね。
絶対的ではない、緩い制約ですね。

インターネットの常識の変遷

誰もがインターネットを使っていい時代になった頃、ホームページ(ウェブサイト)が普及しました。

その頃は、他のサイトのページを勝手にリンクしたりしていましたが、いつの頃からか「無断リンクお断り」と書くサイトが出てきました。
法的にはたぶん問題ないと思うのですけどね。
その理由は、

  1. 関係ないページにリンクして欲しくない(心情)

  2. 公序良俗を欠くページからリンクされたくない(心情 or 社会性 or ブランディング)

  3. Googleがリンク元の評価をリンク先でも考慮するようになった(SEO)

などがあったと思います。

でも SNS が登場すると、ツイッターなどでは平気で他の人の投稿を自分の投稿の一部として発信できたりと、びっくりするような機能が登場して、それが一般化しましたね。

なぜびっくりしたか

というと、世界的な常識は、ホームページの時代から変わってないけど、日本国内の常識が世界とずれていたからかもしれません。(勝手な想像です)

記事というのは、どんなに「自分のものだ」「プライベートだ」と言っても、社会に掲示されている以上、それは「パブリック」で基本的には誰もが利用して良いはずのものだという考え方があります。世界の常識(標準)はおそらくそうだと思うのです。

だからツイッターのようなオープンな SNS ではプライバシーより公共性の方を重視しているのだろうと思います。

クリエイティブな SNS の使い方

まあそんな感じで、SNS の機能は適当に作られているのではなくて、どのように使われるべきかを「機能」で表しているのです。

例えばツイッターはコメントも「投稿」として独立しているから、検索できるし、親となる投稿が無くなっても単独で存在可能なのです。それがツイッターが示している使われ方です。
インスタグラムでは、投稿やコメントにURLを書いてもリンクしません。他のSNSでは大抵、リンクできます。

その機能に忠実に使うことが求められているし、一部のユーザーが独自のルールをその上に構築したとしても、それを守る必要性はないし、そういうことをするとかえって混乱を招くのですよね。

一方では一般社会のルール(法律)やマナーもあって SNS にも適用されると思いますが、SNS の方向性も認識した上で、より創造的・発展的な使い方をしていくのがクリエイティブな SNS の使い方だろうと個人的には思っています。

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