「心」と 「身体」の関係性について


心理学と生物学の側面から調べてみました


私は心に重いストレスを感じる時、身体の調子が悪くなることが多いです。

皆さんはいかがでしょうか?

そこで、今回は心と身体の関係性について、心理学と生物学の2つの側面から、初歩レベルで調べてみました。なにか日常の生活に活かせることがあるかしれない。という願いをこめて。 

〈目次〉
1.心理学の側面
2.生物学の側面
3.心と身体は相互関係(まとめ)

1.心理学の側面
心理学者たちは長年にわたって、心と身体は別のものか、それとも同一のものか、そして心と身体は互いにどう影響しあっているのか、という疑問を問い続けてきました。

心理学者たちの討論の中心となるのは、心と身体の関係性そのものについてです。

一部の心理学者は、心と身体は本質的に同一のものであると考えています。これを一元論と呼びます。

一方で、心と身体は別のものだが互いに影響しあって働いている、という考え方を持つ心理学者もいます。思考(心)は筋肉の動き(身体)に影響を与え得るという、「ボディマインドシナジー(心と身体の統合)」の考え方、すなわちデカルト的二元論に沿った考え方です。

日々の生活の中で身体の現象と心の現象は互いに影響しあっているのだから、相互作用はあるに違いないという考えです。

例えば、思考や感情は話し方や行動に影響を及ぼします。つまり、何らかの相互作用が働いているということです。

2.生物学の側面
人間の体内には、心と身体の関係を仲介する多くの化学物質が存在していることも、科学によって明らかにされています。

その中のひとつにホルモンがあり、アドレナリンインスリン成長ホルモンなどさまざまなホルモンがあります。

また、エストロゲンテストステロンという名前を聞いたことがある方も多いでしょう。これらはどちらもホルモンの一種で、血液中を流れて身体と脳の間でメッセージを届けています。

ホルモンには皮膚に大きな影響を及ぼすものもあり、その量が多すぎても少なすぎても良くなく、乾燥やシワ、シミの原因となります。

例えば、エストロゲンは一般的に女性ホルモンのひとつとしてあげられますが、実際には男性も女性も持っているホルモンで、皮膚の厚みや保湿に影響を及ぼします。

また男性ホルモンとも言われているテストステロンも同様であり、皮脂の生産を促進することによって、皮膚の潤いを保ってひび割れを防いでいます。

実は、これらのホルモンが心にも作用しているのです。テストステロンは気分の調整を担うことが証明されており、またエストロゲンは感情をコントロールする脳の部位に影響することも研究によって示されています。

これは、ホルモンが人間の心と身体に作用している一例で、ホルモンが皮膚症状と心理面にどのような影響を及ぼしているのかを明らかにしています。これだけでなく、他にも多くのホルモンが心と身体の化学的な関係を支えていると言われています。

3. 心と身体は相互関係(まとめ)
心と身体は相互関係にあり、どちらの方向にも働きます。
これは最近の研究による考え方であり、前向きな姿勢は身体がより健康になり、寿命も伸ばす可能性があることが示されています。

同様に、健康なライフスタイルを維持することで、皮膚の症状からくる精神的な辛さを乗り越える助けにすることができると考えられています。

リラックスした時間をとる、ジムに通う、あるいはもっとシンプルに、健康的な食生活を送る、といった方法でも、身体の健康に気を配れば、精神面も自然と安定していくと考えられます。


以上

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