映画忘備録①

1月に見た映画の感想をまとめて。
今までも忘備録的な意味合いはあったけれど、よりシンプルに。


言の葉の庭
新海誠監督によるアニメーション映画。
とにかく映像が綺麗。アニメならではの透明感。
ストーリー自体はシンプルだけど、学生時代の夏休みの昼過ぎにテレビで流れていたらめちゃくちゃハマっていたと思う。

セブンス・コンチネント
こちら
に感想をアップしてある。感想でしかないし何も伝われない感想だが。
映画の中に現実を作り上げたような作品。3人の家族のそれぞれの少しずつの不安と不穏と不快。人生を凌駕する生活などない。

ジ・エクストリーム・スキヤキ
やたらダラダラした邦画。最初はそのテンポに苛々するが、見ているうちに慣れていく。(それは面白みでもあるし、怖さでもある。)
時系列、登場人物、会話、すべてがもやっとしているが、人生ってこんなもんだよなあと思わせる。

アメリカン・ビューティー
誇示や虚構、常識から生まれ、それらによって肥大していくズレ。サイコ野郎と言われる男子学生が登場するが、この映画のキャラクターはみんなサイコパスだ。連鎖し、共鳴し、反響する。「思春期」「中年」「ヒステリー」「気違い」「ゲイ」「不倫」など、沢山のモデルケースが出てきて、この映画自体が「社会風刺」をモデルにしたなにか全く違うもののような気さえしてくる。

モダン・タイムス
モノクロのサイレント映画。かの有名なチャップリン主演、監督。これほどコミカルな映画は他に見たことがなかった。メッセージ性も芸術性も抜群で、かつ大衆向け。連続で2回見てしまった。
こういう”四角い”映画をもっと見たいと思う。

ばしゃ馬さんとビッグマウス
脚本家志望の主人公と、主人公に恋する男が出てくる。邦画。夢を追う、的なテーマに弱いのです。雨の日、おうちで見るのによさげ。

ピエロがお前を嘲笑う
イケてる。めちゃくちゃスッキリするし、スリリング。逆再生される退屈と、操作される結末。映画館で見て面白い映画っていうのはこういうものかも。

テッド2
テッドの続編。とにかくテッドがすごく可愛い。サブカル受けは前作よりちょっと薄まって、より一般化した印象。

シンプル・シモン
アスペルガーの主人公が兄のために恋人を探すという内容で、ほっこりする映画。考え方や視点によって人はいくらでも変わって見えるが、それをより外から映し出している。おうちで女子会、なんてときにちょっと見たい。


おそらく、1月に見たのは以上の9作。
購買欲があるのは、セブンス・コンチネントとモダン・タイムス。
オススメはピエロがお前を嘲笑う。
映画にも瞬発的な面白さと持続的な面白さがあって、それはわたしにとっては比べようのないものだなと。あとは見るタイミングも重要だな。

ちなみに今年は映画も年間100本くらい見られるといいな、と思っています。おすすめ等ありましたら、ご教授下さい。

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