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初の小説『きょうも芸の夢をみる』が刊行されました!

小説『きょうも芸の夢をみる』を出版しました。こちら芸人をテーマにした短編&ショートショート集となっています。
全国の本屋さんのほか、Amazon、Rakutenブックスでも購入いただけます!ぜひ手に取ってみてください。

ちなみに本屋さんでは、文芸コーナーになければ、タレント本コーナーにあるかもしれないです。お手数ですが探してみてください。

あと、確認したのは一件だけですが、海外文芸コーナーに置かれているかもしれません笑

そして買っていただいた方、本当にありがとうございます。お時間あるときにぜひ読んでください!

感想もお待ちしております!!

思えば、1年目、2年目、神保町漫才劇場がまだ神保町花月という名前だった頃。そこは若手芸人の芝居小屋でした。
養成所を卒業したてだったので、最初の方はエキストラでしたが、たくさん仕事を入れていただき、お芝居をしてきました。

そこで新たな脚本に出会うたび、毎回、本読みの段階で「まじですげえな」と感じていました。
とても自分には、こんなもの作れないと。どうやって作ってんだ、どう生きてこれば面白い物語が作れるんだと。

中には脚本家さんではなく、芸人の先輩が作った脚本もあって、その圧倒的な面白さに、自分との差を感じて悔しかったです。

まじでこのセリフの一つひとつを、夜中、机に向かって自分の中から絞り出したんだなぁと。

当時の脚本はまだ宝物のように持っています。

今回、本を書いてみて、そこが執筆の原点だったと気が付きました。

当時は漫才を作るのにいっぱいいっぱいで、すぐに何か物語を書き始めたわけではないけれど、いつか自分もなにか物語を作りたいと思っていました。むしろ作れるようにならないといけない、と。

それから10年以上の時が流れ、脚本から小説・ショートショートに形は変わりましたが、物語を作りたいという気持ちをなんとか形にすることが出来ました。あの頃の自分に、やればできるぞ、と伝えたいです。

繰り返しになりますが、買っていただいたみなさま、本当にありがとうございます!

徳島県(平惣)

本屋に並んだ自分の本を見るのは、とても不思議な感覚でした。
あの時、あの場所で書いたな〜と思い出されるものが、全国各地で、誰でも手に取れる場所に商品として陳列されているのが信じられません。

またPCの画面上で見慣れた文字が、活字になった時の感動は大きなものがありました。

今回、自信を持って「面白いものができた」と言えるので、これから多くの人に『きょうも芸の夢をみる』を届けたいです。

そして2作目が出せるように、これからも執筆、続けていきます。

*以下のリンクから芸人の解散をテーマにして書いたショートショート『エルパソ』を無料公開しているので、ぜひ読んでみてください!

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