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CES関数、さらに入門!
前回の記事ではCES関数の$${\rho}$$を動かしながら、様々な形の効用関数を得ました。ところでCESとは、Constant elasticity of substitution、つまり代替の弾力性が一定という意味です。
代替の弾力性を求める
代替弾力性とは、財の価格$${p_1, p_2}$$が与えられ、(お馴染みの)効用最大化問題を解いた状態で、
相対価格$${\frac{p_1}{
CES関数、超入門!
経済学で使う効用関数や生産関数。入門レベルでよく見るのは、コブ・ダグラス型関数でしょうか。今回はCES型関数から、コブ・ダグラス型関数を含む3種類の効用関数の形を導きたいと思います。
CES型関数って?
2財モデルでの効用関数を考えましょう。生産関数でも数学的には同じです。CES関数は以下のように書けます。
$$
U(x_1,x_2) = \{ \alpha x_1^\rho + ( 1-
e(ネイピア数)と複利計算
経済学を本格的にやろうとすると、ネイピア数$${e}$$がよく出てきます。
微積の本や記事を調べれば色々書いてありますが、
その多くは自然科学系のバックグラウンドで書かれているので、
私のような経済学徒としては馴染みづらかったりします。
そもそも$${e}$$ってなんだっけなあとたまに調べては忘れる日々。
そんな私ですが複利計算の文脈で$${e}$$を理解したら、ちょっと$${e}$$が身近になっ