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久しぶりにひとり旅に出た④ほぼパンの話と古寺めぐり@尾道

憧れだった尾道にやってきた!

限られた時間の中でどこへ行こうか。

移動が多い(それがメインでもある)旅なので、

半日しかいられないけれど、食べ歩きのYoutubeで紹介されていた

パン屋さんには絶対行きたい。

千光寺もはずせない。

というわけで、答えはシンプル。

この2箇所に行く。

せっかくの尾道なのに、それだけじゃ勿体ない!と思われる方もいらっしゃると思うけれど、「無理をしない」「のんびり」をモットーにしている私には、予定を詰め込みぎると時間が足りなくて、
次の予定のために猛ダッシュしなきゃいけなくなったりと後が辛いというのをいままでの経験上知っているので
余裕を持ったプランにした。


おのみち商店までてくてく歩いてパン屋さんへ。

この知らない街の商店街を歩くのも旅の楽しみのひとつ。

地元の商店街と似ているようで、また違う空気感や人々の暮らしを感じられる。

広島出身の友達から美味しいよと聞いていた尾道ラーメン店には
朝から行例ができていた。
次回は朝ラーメンもいいな、とすでに次にまた来ることを考えているうちにパン屋さんへ到着。



目的のパン屋さん、「パン屋航路」で

美味しそうなパンをワクワクと選ぶ楽しさったら!

私の暮らす地域には日本のような洗練されていて
味もクオリティも満点!という美味しいベーカリーは無いのが実情。

だから、日本に帰るときは必ずパン屋さんに行く。

いいなぁ、日本には美味しいパンやさんがたくさんあって。

レベルが高いぜ!日本!と思う。

パン屋だけじゃなく、食べ物は何でも美味しい日本。

ハズレってあまり無いんじゃなかろうか。

いや、美味しくなかったら続かないんだろうな。


パン屋航路で買ったのは、クロワッサン、ずんだペッパーベーグル
くるみパン、カレーパン、黒豆アマンド。

クロワッサンは外せないよね。


海の見える場所まで戻って、海を見ながら食べたパンは
美味しすぎて、ひとり、こんがりサクっと焼かれた小麦とバターの味と一緒に幸せも噛み締めた。
ずんだにペッパーの効いたベーグルなんてもちもちで最高。


商店街で見つけた昔ながらの喫茶店「メキシコ」で買ったアイスコーヒーも
美味しかった。なぜかおまけにミニルマンドもついてきた。
お店でコーヒーを注文してる間に、常連さんらしきファミリーが
ちょうど入店されて、切り盛りしてる女性店主の方と楽しげに話してて
こういう昔からある喫茶店に、常連客の方にこっそり混じって
のんびりモーニングを食べるのもいいな、
なんて思ってたらコーヒーが出てきた。

ひとしきり、パンとコーヒーの朝ごはんを食べて満足したあと
千光寺へ向かうべくまた商店街へ引き返し
道順に従って、古寺めぐりへ。

この階段を登った先の踏切を超えたところから古寺めぐりのはじまり。


あじさい寺
こんな小径を歩くのがすごく楽しい!
千光寺からの眺め。

10月半ば、地元の北海道は寒いと聞いていたのに
尾道は半袖一枚で暑いくらい。
小径を歩いている間中、満開だった金木犀の香りが風に乗って
ふんわりと漂っていて幸せだった。
金木犀の香りを初めて嗅いだのは約20年前。
友人の暮らしていた東京へ遊びに行ったときのことを懐かしく思い出す。
その時もちょうど満開で、外へ出た瞬間にこの甘い香りがあたり一面に香っていて、友達と自転車に二人乗りしてはしゃいだ楽しかった時間にすぐに戻れる。
生まれ育った北海道では金木犀はあまりないので
どんな香りなのか、小説やエッセイの中で読んだ想像のものでしかなかった。
そうそう、この香り、この香り。
甘い香りを胸いっぱいにこれでもかと吸い込んで、
最高に幸せな気持ちになりながら、きつい階段を登っているのに
ひとりニコニコしていたと思う。

小径の階段を登ってようやく着いた千光寺からの眺めは最高で
ほんとうにいい街だなぁって、海が見える街はいいなぁと
本当に感動しきり。
尾道、最高。

次にフェリーに乗るために、駅へ帰る途中に見つけたサイン。

アッ!そうだ。何屋さん?笑

つづきます。




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