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「どうしたら子どもが○○してくれる?」と考えるときに読むべき本

「どうしたら子どもが○○するだろう?」と悩むとき、具体的な策のみを調べるのはよくないと思います。

 その場しのぎの解決であって、また別問題で常に悩む無限ループにつながりかねません。

 最近は職場で子どもとポケモンの話で盛り上がっているやまととです。保育士は専門職として、食具であったり、トイトレであったり、基本的生活習慣を保育の中で子どもたちに伝えていきます。

 でも、そう簡単に聞いてくれるわけありません。やだやだ祭りです。「泣きたいのは私だ」と何度思ったことでしょう。

「どうしたらいいんだろう?」と悩み続けた時期に、自分なりの考えを見つけるキッカケになった本を今回はご紹介します。印象に残ったことや感想を綴っていきます。

【この本から得られること】
・保育というよりは子育てに奮闘している親向け
・「甘やかしていいの?」と心配になっている人に安心を与える
・子どもへの声掛けを見直すキッカケをくれる

①「子どもとは、自分の言うことを聞いてくれた人の言うことを聞くもの」

 保育は常に時間を意識している。少ない大人の体制で効率よく回していかないといけない。そんな中で普段と違う子どもの要望は現実的に答えるのが難しい場面はいっぱいあります。何度「それはごめん」と断ってきたことか…。

でも、子どもだって一人の人間。自分の要求を応えてくれない人に何でも応えてくれるわけありません。大人だって見返りのないことを積極的にやろうとはしないのですから。

だからこそ、「子どものやりたいにできる限り応えていく」ことが最も子どもたちの「保育士の言ってることをやってみよう」と考えるキッカケ作りにつながるのだと思います。

②「子どもはいくらでも甘やかしていい」

 どうしても悪いこと・ちがうことをしている子に目は行きがち、否定的な言葉が出てしまいます。ここから抜け出すのは至難の業です。

 でもそこを無理してこの本にあるように、まずは大人の希望ではなく、子どもの気持ちに応えとことん甘えさせました。…すると、きっと自分の気持ちが満たされたのでしょう。少しずつ子どもの姿が良い方向に変わっていきました。まさに「信頼関係」に関わる話だと思います。

③「保育士自身が自己肯定感を高めることも重要」

 子どもが自己肯定感を十分に持つことは非認知能力の土台となり、重要なことです。ですが、自分自身を肯定できないものが他者を肯定できる力を持つことは難しい…と、この本の中で言われ、ハッとさせられました。

私自身が非常に自己肯定感が低いからです。うまくいかない仕事に苦しみ、よく胃を痛めています。そんな私が子どものそのままを認められているのだろうか…。改めて考えさせられます。

「子どもに○○してほしい」は考え方によっては、大人の考えしか含まれておらず、子どものありのままを認められてはいないのかもしれません。


以上、本のご紹介でした。私自身が感じたことを述べているだけなので、興味のある方はご自身で読んでみることをオススメします。

また、読みながら新たに悩んでいるので、「これ読んで解決した!」というわけでもありません。ボヤキのような感覚で書きました。

また、保育に関する本を記録していきますので、よろしくお願いします。