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昨日、癌の転移がないか検査に行きました…

癌が他に転移していないかの確認のため

本当にわたしの周囲のみなさんのご協力を得て、昨日11月11日(金)に、PET検査とMRI検査を受けに行くことができました。

総合病院と提携している北新横浜駅近くにある「ゆうあいクリニック」というところでした。

この結果は、17日(木)に呼吸器外科の先生から知らされるでしょうし、その後の片方の肺の1/3切除の日程、入院日なども決まってくるとお思います。

まずは転移が無いことを心から祈るばかり…

このクリニックも患者の大半はご老人でした。その他、わたしと同年代と思われる男性を1名、30代前半と思われる男性1名、40代と思われる女性1名を発見しましたが、わたしと同様、複雑な表情をされていました… みなさん、一度自分の死と向き合ったのだろうと自分勝手に思う次第…

どストラアイクの転職のお仕事

本当に転職先は、わたしが思ったとおりのストライクゾーンの仕事が沢山あるので、本来だったら最初からガンガンとハイテンションになるはずだったと思うのですが、きっとそれでは行けないと、何らかの不思議な力が癌の発見ということに働いたのかも…

でも、ポジティブに今回癌がわかってよかったと思うことにしました。本当に軽い出来心的な人間ドック受診でしたから、今回の転職決断がなかったら、わたしの死期はもっと格段に早かったのかも知れません…

治療に関しても、わたしの身体の一部ではあるけれど、わたし自身の考えでは制御することができないもの…

自分でその制御することができるための変数を変えることはできない…
ならば、わたしはその他の自分で意思決定できる変数のみを変えることで、自分なりの最適解を得ていくことしかできないんだよね~♪

自分で値を制御可能な変数を最適になるように意思決定し、自分で制御できない変数は、できないものとして割り切ることも大切ですね。まあせいぜい予測値程度が得られれば良いと思うしかないね…

だと割り切れば、自分が意思決定できる変数だけを的確にコントロールできることだけに集中しよう…と思うようにしました。

それでも記録を残しておこう

もともとFaceboookのノート機能で文章が多いものを記録していたものが、FBのノート機能の廃止により、別のブログ系を探していたときにnoteを発見しました。以来、FBで長文になりそうな日々のたわごとを気楽に掲載しようとnoteに移行しました。

とはいえ、わたしの最近の癌の宣告を受けて以降、ほぼ内容は癌関係一色になりつつあり、どうしたものかと思うに至りました。

でも、今でも肺がんは癌の中でも多いですし、わたしも癌の宣告を受けて相当に落ち込みましたから、何とか詳細な部分に関しても記載して、不幸にも同じような境遇になられた方がいれば、その道標の一つとして比較検討できるようなものは残しておきたいと思います。

MRI検査とPET検査

まずはMRI検査

MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略らしく、磁気共鳴による画像診断を可能にしたもののようです。

多分、わたしの場合は、頭への転移の確認のために、脳の造影MRIの検査になりました。

CT検査と同じように、ドーナツ上に開いた装置の前のベッドに寝て、音が大きそうなので消音用のヘッドホンを装着し、頭を完全に固定され、ベッドごとドーナツ状の穴の中に…

装置の回転なのか唸るようなベース音が聞こえます。そのうち、検査のアナウンスがあって磁気が頭に浴びせられるんだけど、その音が間欠音だったり連続音であったりで、不思議と音楽のリズムを考えていたりしました…

その後、点滴のために左ひじ下に針を刺され、生理食塩水で痛みがないか確認され、採血もした後、造影剤を入れての画像診断が繰り返されました。磁気共鳴の音が違うので、画像診断用に複数の周波数を使っているんだろうことは間違いないようです。断続音は反射をみているのだろう…

ただ、視点をキョロキョロしてはいけないと最初に注意がありましたが、視点を一箇所にするためには、何も指標もなかったので、難しいですね…

もう、検査されている時は、何だか自分がショッカーのアジトに連れられて人造人間になったかのような感覚…きっと、この後、変身ベルトで変身できるんだろうと思ったり…(ちょっと古くてすみません。仮面ライダーやキカイダー世代なもので…えっ、キカイダーを知らないですとー! それは奇っ怪だー♪)

そうそう、結構な検査時間がかかるので、途中で寝てしまう人もいるらしく、そうなると頭の固定した位置がずれるので良くないらしく、如何に眠気と戦うかが勝負かと… 
まあ勝負といっても誰と戦うわけでなく、自分の眠気との勝負かな…

PET検査の前に

MRI検査が終わり、1階から3階に移動しました。
水分補給のペットボトルの水500mlを常温か冷たいものか、どちらかを1本いただけるとのこと。
そして、リクライニングシートのある個室で、しばし休憩とのこと。
その休みの間も、やっぱり考えることは不安なことばかり…

癌を宣告された直後は、本当に自分の死についても考えましたよ。本当にマジで自分の死と向き合うことになりました。今、何とか自分を取り戻しているのも、故郷にいる両親と妹、転職先でのサポート、それから何も伝わらないし何の反応もしない天使(?)または女神(?)のおかげかも…

10分程度経過したら、名前を呼ばれ、PET検査の前のFDGという薬剤を点滴用の管から挿入されます… 
何か身体に異物が挿入される感覚(気分)はあるのですが、まだカメハメ波を出せるほどのパワーは無いような感じでした…
FDG挿入後に点滴用の針は抜かれました。

このFDGという薬剤は、ブドウ糖によく似た放射性薬品とのこと。この薬剤を挿入後、1時間安静にまたリクライニングシートのある個室で、静かに過ごすとのこと。
この間、読書やスマホなどはいじれず、ひたすら静かにするしか無いようです。
FDGという薬剤がくまなく全身に行きわたり、これをがん細胞が吸収するのを待つわけで、ブドウ糖は脳の栄養源でもあり、あまりこの間、脳を酷使すると、そちらにFDGが作用し、上手く癌が発見できないことに繋がるんだそうです。

逆に言えば、癌というのは脳と一緒で糖分が栄養源になるということかと個人的に理解しました。だとすると、これから糖を上手く制限することは、癌の成長も抑えることが可能なのかも… 
まあ素人の考えはそうなので、今度担当医の先生に聞いてみようかと…

この1時間の安静な時間も、なるべく脳を使わないとすると、寝るしか無いと思い、まぶたを閉じ、寝ようとするも、何故か今までの色々な人の想い出が次から次にでてくるようで、もうわたしも過去の想い出の中に浸る運命が押し寄せてきているのだろうかと錯覚する始末…
でも、出てくる想い出が本当にあたたかい人ばかりで、本当に人生で出会う人達に恵まれていたのかも知れません…

そんなこんなで浅い眠りの中にある時に、名前を呼ばれました…

PET検査

PET検査とは癌の病変を見つけるために、PET(Positron Emission Tomography)と言って、放射線入のブドウ糖を使って画像検診すると癌細胞が光って造影されるものらしいです。

検査するところは腿の付け根から頭頂までをカバーするので、これで癌の転移が解るらしいです。当然ながら脳と、異物を尿として吐き出すための膀胱は、通常でも光って造影されるようです。

検査対象が、ほぼ全身ですので、その分だけ、通常のCT検査よりも時間がかかるようで、検査だけで30分ほど要します。PET検査についてはCT検査と同じ状態で、時間だけが長い感覚でした。

検査後

検査室を出て、ソファーで待ち、名前を呼ばれ3階から1階にエレベータで移動し、その後、更衣室で検査着から私服に着替え、検査ファイルを提出して会計待ち…

受付で名前を呼ばれ、今日の検査結果は担当医の先生に直接渡る事になり、この場では結果提供できない旨の説明がありました。
いずれにせよ、来週17日の呼吸器外科の担当医から、今日の結果とその後の予定が解るはず…

個人的には、癌の転移が無いことを心から祈るのみ。
たまには神様にも真剣に願いをきいて叶えて欲しいもの…
(日頃は神様の存在も信じないのに…)

会計では、検査費用もお高く、これは次回の確定申告で医療費控除しないと行けないレベル… 
それにしても何故、今自分はここで、こんな検査をしないといけないことになったのか、自分でも解決できない問題のパラドックス… 
知ってはいても、毎回堂々巡りしてしまいます…

帰宅

帰りに

地元の駅近くのスーパーで、とにかく魚が良いからと、刺し身とさばの味噌煮缶詰を購入したり、柿やヨーグルト、そして決して美味しくはないトマトジュースも購入…

だんだん自分の好きなものよりは、健康志向があらゆるものごとの優先順位において高くなりつつあるような…

帰宅後

絶食と水だけでしたので、まずはスーパーで購入した刺し身とサラダをゆっくりと食し、トマトジュースを飲んで、しばし休憩…

その後、少し頭が重い感じになってボーッとして、なんかヤバそうな感覚だったので、こんなときは少し横になるのが良いとコタツでゴロン状態… 少し仮眠してました…

芸能人も癌になった方がいらっしゃるんですね…

わたしは芸能人には疎いので、知りませんでしたが、青木さやかさんと一緒で、本当に自分ではまったく自覚症状が無いんですよね~♪

やっぱり人間ドックのCT検査ですね…

パーティには欠席

今日12日(土)は、横浜の母校(大学院)の方のホームカミングパーティなるものが開催されるのですが、わたしが参加すると、折角の喜ばしいパーティも、癌の話題でしんみりしそうなので不参加にしました。

本当は転職したてで新たな繋がりなど持ちたかったのですが、今はそのような心境にもなれず…

まだ生きてますとだけ伝えてもらえば…

最後に

人間に本当に魂の存在があるのであれば、最後に想いというのは通じるのかも…
いや、いつかは通じて欲しいもの…

まだルーベンスの絵の前には立ちたくない…
ねっパトラッシュ! …「にゃ~♪」

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