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事務作業の無駄とDX推進あれこれ…

事務作業の無駄

50代になっての転職2回目…
組織によって色々な組織内の手続きがあるけど、「この手続きがこの局面で本当に必要?」と思われるものが結構な数ありますね~♪

一つは上司による申請の可否判断…
確かに制度的には判断を仰ぐというのはあるけれど、ほぼスルーに近いものだったりして、承認はすれど責任はとらないという昨今の風潮に照らし合わせると、本当に責任を果たした上で承認しているのか、かなり疑問…

不必要な書類の添付も多いし、メールに必要な書類を貼り付けての承認申請って、今どきファイルサーバーの保存先のリンクを貼るだけで良さそうなもので、むしろいちいちメールに添付すると、同じファイルが多数拡散するし、もとファイルの修正があったりすると、バージョンがどうのこうのと管理が複雑になるけど、この辺の対策は何処の組織もあまり考慮されてないですね…

おまけにメールの返事がチャットだったり、忙しいからチャットに貼ってと言われ、そのとおりにすると、後から正式な依頼じゃないからメールでも正式に承認申請を提出しろってことだったり…

まあ未だ属人的管理だらけだけど、この辺きちんとシンプルに整理すれば、もっと文書処理含めて円滑に業務は回るし、それによる煩雑な作業はなくなると思いますね~♪

無駄な作業フローって…

以前の職場だと、ファイルサーバーにある元ファイルをみんなで共有して「修正履歴あり」で作業をすると早かったのですが、そのような環境でも、わざわざ『〇〇という文章の◯行目の◯◯という表現のところだけ「です・ます」調になっているから、これを「である」調に変更して「◯◯」という表現にした方が理解しやすくなるから、そのように変更してください』などと、自分で修正しないでメールで関係者に送りつけてくる輩も多いんですよね~♪ これが責任ある立場の人だから、結局自分が修正したい文書を修正する責任まで他人や部下を使って痕跡が残らないようにするらしく、その魂胆が気に食わないですね… 中央省庁の出身者の方だったけど、何度も注意はしたけれど、結局治らないですね… 出向先でできるだけ平穏にして、減点要素を排除することに必死なのだろうけど、だったら責任ある立場にならないでほしいですね…

話はDX関連に…

まあそれらの書類やファイルの「形だけの責任という意味での承認の可否」だけだったらまだ良いのだけど、その処理そのものが単なる管理職のメンツだけというのも未ださまざまなところに点在していたりするもので…

結果的にこれらの承認作業がボトルネックになって、迅速さを犠牲にしているわけで、特に事務職場はデジタル化されて、自分たちの存在意義がだんだんと失われていく状態の中で、作業フローとして承認箇所を複数用意して仕事への影響力を行使しているようだけど、本当に無駄な作業や承認などボトルネックになるところを最初から仕様に盛り込んでいるところが多すぎですね~♪

それを自分たちでシンプル化することを嫌がるなかで、DXが進むと、表向きはDX推進してこんなに便利になりましたと主張するけど、ほとんどはD、つまりデジタル化による恩恵だけで、本来のXの部分はそのまま現状のフローを維持するものだから、まったくDXとは程遠いんですよね~♪ ボトルネックは相変わらず改善されずボトルネックのまま存在してしまう。そもそもDXのXの方を見通したビジョンやイメージを最初に持っていないので、Dのままに落ち着いてしまうというのが多くのDX案件の末路かと…

本当にDXを進めて、実はコロナ禍の中での業務が、このおかげで問題なく円滑に対応できた経験を私自身持っているので、昨今のDXで、本当に将来の作業イメージ等やその構想などを描いていない昨今のDX推進案件を見ると、これもD止まりだなと落胆してしまいますね~♪

その上では、将来的なところをゼロベースで考えるということがDXの最初の取り組みになるはずだと思っているのだけど、多くのDX推進案件は、既に現状ありきで、さらに自分たちは確実にそのまま生き残っているというのが前提のDXになるから、単に現状の中での創意工夫の範囲内でのDXにとどまっていると思う。これはDX推進の名のもとに投入する資源の無駄遣いであり、完成した成果も中途半端であることがスタート時点でわかるというもので、そのスタート地点で気づかずにGOサインを出してしまう組織という哀れさも感じる次第…

最初の段階での方向性の間違いは、折角DX推進の名のもとに完成した「DXではない」ものに、今後の作業が縛られてしまうので、それらの作業も最初から能率や効率にDX推進のスタート時の構想不足の部分が含まれてしまうため、無駄が温存してしまうんですよね~♪

企業がコンサルなどを雇う際も、まったくゼロベースではなく、現状の改善や自分たちの職は維持したままでのDX推進って感じのところからスタートすることが多いので、これも無駄な投資になりますよね~♪ ゼロベースから理想とする将来像に向かいシンプルにDXを考えるのではない案件が多すぎて、完成したときには陳腐化というよりも、単にDだけのメリットしか享受できないって、利用者が哀れでしか無い…

その辺のところが本当に理解できているトップやマネジメント、リーダーがどの程度その組織にいるのかがDX推進の本当の果実を享受できるかの一番重要なところかと…

そんなことを思う、今日このごろ…
そんなトップやマネジメント、リーダーがいる所があれば、今直ぐにでもまた転職を考えるけど、そんな人がいないんですよね~♪

やっぱり独立して小さなことをコツコツやった方が、自分のストレスやイライラはなくなりワクワク感が増えるかな~♪

とりあえず1月中旬に転職したばかりなので、夏頃からまた自分の技量の市場価値を含めて考えてみても楽しいかも…

本当のガバナンス・リスク・コンプライアンス分野に切り込めるコンサル…

そうそう、日本ではまだまだガバナンス・リスク・コンプライアンス分野が遅れているのだけど、本当にガバナンス・リスク・コンプライアンスに関して適切なコンサルができるところはないのが現状かと…
名前や名称、ホームページなどでガバナンス・リスク・コンプライアンスを謳っているところはあるのですが、本当にそのへんに特化したところは、現在ガバナンス・リスク・コンプライアンスを謳う中堅コンサルにいるけど実態として見えてこないですね…

ガバナンス・リスク・コンプライアンス分野はまだまだスカスカ状態の日本…

わたしは情報セキュリティのエンジニアでもあるのだけど、ガバナンス・リスク・コンプライアンス分野に関しては経営倫理関係の専門家(学位取得者)でもあるのだけど、その専門性が全く生かされていなくて、とほほ…な感じを持っているんですよね~♬

この分だと、前前職で無償の社会貢献活動として価値共有型コンプライアンス施策を国内外の企業に導入してきた実績を無にしてしまいそうで、この辺に特化した会社を立ち上げた方が、ほぼ日本にはないオリジナリティをもった企業になるかもと思いつつ、混沌とした日々を消化中…

日本に本当の意味でガバナンス・リスク・コンプライアンス分野やそれに関わるDX推進などを考えている人って少ないけれど、志がある人はどのくらいいるのだろう…

志ある人で、世の中に新しい風を入れるというのも良いのかも…

まあ、夏頃にまた大きな意思決定をするかも…

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