子供の自然遊びで身につく3つの能力
文字数:約1800文字(約3〜4分で読めます)
(要約)
自然は学びの教材であふれている。
自然の遊びは決まった形が存在しない。
自然の中で子供は遊びを自分で発見する。
遊びの中で失敗・反省・成功を繰り返す。
自然遊びの過程で様々な能力が身につく。
こんにちは、“ふぇいはやと”です。
今回は、子供の自然遊びで身につけるものについて紹介してしたいと思います。
■どうして自然遊びがいいのか?
◯開放的である
普段の社会では、電車の中では静かにしないといけない、公園はボール遊びは禁止、など制約が色々と多いです。
しかし、自然はそういった制約がありません。
自然に身をおくと開放的になり、素直になれます。
◯定形が存在しない
おもちゃの積み木の場合は、形というものが整っています。
つまり正解があるので、それ通りに積み上げていくということになります。
一方自然では、石を積み上げていく場合、個々で形が異なっているので自分で考えながら積み上げていきます。
「これを積んだらどうかな?積み上がるかな?」と試行錯誤しながら行うことで考える能力が養われます。
■自然遊びでの子供思考サイクル
①場の雰囲気を感じる
「今日はなんだか楽しそうだな」という感覚を味わう。
②探す
「何をして遊ぼうか」と周りを見渡す。
③見つける
「これ、なんだろう?」と興味の対象を見つける。
④考える
「どうしようか?どうしたらいいだろう?」と考える。
⑤思いつく
「こうかもしれないな」と方法を思いつく。
⑥実行する
「じゃぁ、こうやってみよう」と実行する。
⑦また挑戦する
またうまくいかなくなって、「どうしたらいいんだろう?」と考えて、実行を繰り返す。
繰り返し、挑戦・失敗し、最後に成功することを経験して、次第に自己肯定感が増していきます。
■自然遊びの中で身につく3つの能力
①探求能力
石ころ、葉っぱ、水たまり、木の枝、木の実・・・自然はいろんなものが周りに存在します。
その中から自分の興味を惹くものを選んで、遊び方を見つけます。
「どんぐりでお料理をしてみよう。葉っぱのお皿に乗せて、木の枝の箸で、いただきます」
普段の生活のアイテムを自然のもので代用したり、石をどれだけ高く積み上げられるか試してみたり・・・。
周りにあるものを使って何をして遊ぼうか、どうやって遊ぼうか探求する能力が身に付きます。
②問題解決能力
石を積み上げる過程で、形の噛み合わせが悪く崩れてしまった時、なんで崩れてしまったんだろう。
どうやったらうまくいくんだろう。
違う形の石を使ったらどうかな?
と、高く積み上げるためにどうやったらうまくいくのか考えて、試してみます。
そして一段、また一段と石が積み上がっていきます。
子供自身考えることで問題解決能力が身に付きます。
③挑戦能力
失敗しても最後に成功や達成感を味わうことで、「もっとやってみたい」という挑戦する意欲が湧いてきます。
失敗したら悔しいと思いますが、成功した達成感を知っていれば、「行動や挑戦することはいいことだ」という価値観が芽生えます。
この挑戦心が、今後の「何事に対しても積極的に取り組むこと」の原動力になってくれます。
■自然遊びでの親の役割
◯子供の目線に立つこと
◯子供が興味や関心を抱くまで待つこと
◯子供を信じること
◯大人の価値観を押し付けないこと
◯大人も一緒になって楽しむこと
自然遊びの中での主役は子供です。
大人は危険だけに気をつけて、あとは見守ってあげましょう。
自然の遊びは、発見や驚き、刺激の宝庫
です。
子供自身がその発見や驚きを刺激を体験できるように、大人は先走って子供に教えないように気をつけたいですね。
■まとめ
以上をまとめると、
■どうして自然遊びがいいのか?
◯開放的である
◯定形が存在しない(自由度が大きい)
■自然遊びでの子供思考サイクル
①場の雰囲気を感じる
②周りに遊べるものを探す
③興味の対象を見つける
④どうやって遊ぼうか考える
⑤こうかもしれないと方法を思うつく
⑥やってみようと実行する
⑦失敗して挑戦する
■自然遊びの中で身につく3つの能力
①探求能力
②問題解決能力
③挑戦能力
■自然遊びでの親の役割
◯子供を見守ってあげる
・子供の目線に立つ
・子供が興味や関心を抱くまで待つ
・子供を信じる
・大人の価値観を子供に押し付けない
・大人も一緒になって楽しむこと
以上、参考になれば幸いです。
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