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みんなのフォトギャラリー公開 〜花鳥風月編〜

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うみやまが「みんなのフォトギャラリー」に公開した、風景、花、自然の写真のひと言集です。
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記事一覧

みんなのフォトギャラリー公開 初夏の花たち3

一気に猛暑ですね。 先週分のInstagram投稿語りのまとめです。 【信念】 ネットに載った知識や情報なら いつでもどこからでもアクセスできる。 これだけ知識がオープンになれば、 理屈とは、誰の意見にも差がでない もはや究極のコモディティ(汎用品)です。 個性的な理屈は、むしろ屁理屈と呼ばれる。 それくらい理屈は当たり前のものです。 人の道に外れるようなことは駄目ですが、 理屈をただこねくり回すことは、もう 皆がみなやらなくてもいい世界が そこまで来ていると思いま

みんなのフォトギャラリー公開 初夏の花たち2

朝夕かすかにセミの声が聞こえ始め、昼間は30度を越え始めました。 いよいよ夏到来ですね。 先週分のInstagram投稿まとめです。 【悲しみを止める】 生きていれば、いつかきっと 悲しみはやってきます。 大切な人を亡くしたとき、 大切な存在との別れと同時に、 その人の前で見せていた自分の姿も もう会えない過去のものとなります。 出会いがあれば、別れがある。 いつかは悲しみを受け止めなければならない。 だからこそ、会えるうち、生きているうちに たくさんの出会いを重

みんなのフォトギャラリー公開 初夏の花たち

日曜日の夕暮れ、白い月が昇ってきました。 先週分のInstagram投稿まとめです。 【気脈】 うまい、早い、安い、を実現する方法は、 2通りあると思います。 ひとつは、作り方を事細かく 徹底的に言語化し、誰にでも、 大量に作れるようにする方法。 いわゆるマニュアル化。 暗黙知の排除ですね。 資本主義経済はこれで発展してきました。 もうひとつは、徹底して顧客の気持ちに 共感して、商品サービスを提供すること。 リピーター、つまりファン相手にした商売ですね。 顧客の好み

みんなのフォトギャラリー公開 紫陽花2

先々週分の週間まとめ記事です。 例によってInstagramのつぶやきの逆輸入です。 【きらめく】 ただ光ってるばかりでは、きらめかないのですね。 光ったり消えたりすることで、 光がきらっきらっ、ときらめく。 出るところばっかりでは駄目なのです。 いつも勝とうとするのではない。 自分に与えられた才能を知って、 ここぞというところで光らせる。 そうすることで才気がきらめく。 ありのままの自分を知れば、 弱さも強さとして構えることができますね。 【彩り】 一人ひとりが

みんなのフォトギャラリー公開 紫陽花

久しぶりの週間まとめ記事です。 2月ごろからnoteでの公開と並行してInstagramにも投稿しています。 note→Instagramの順序で投稿しており、Instagramのほうでは新明解国語辞典の引用にひと言コメントを加えています。 今日はその内容をnoteに逆輸入してみます。 理想のイメージを体感させてくれる存在は、力強い原動力になります。 理想は頭の中にあるだけでなく、眼や耳で感じ、心を揺さぶられて初めて、実現に近づいて行きます。 飾り気がない方が、美しさ

みんなのフォトギャラリー公開 梅の花

紅葉の散りどきから冬至、つごもり、そして新年が慌ただしく過ぎ去り、もう梅の花が香り始める立春を迎えました。 梅の花は、桜のような派手さはなく、気がつけば可憐に咲いている控えめな存在。それでいて花持ちが長いので、しっかりと芯のある信頼できる人を思い起こさせます。 また蝋梅は、まだ他の花の少ない時期に突如現れ、少しずつ日が伸びてきた青空に目映い黄色の花を咲き誇り、先頭切って春の訪れを知らせます。 これからまた、躍動を始める季節がやってきますね。 作品は「みんなのフォトギャ

みんなのフォトギャラリー公開 富士山

お正月の見出し画像用に、少し早いですが富士山の写真を公開しました。 撮影場所はまちまちですが、どこから見ても富士山の存在感は別格です。 まずは晩秋の山中湖畔。 雲の形が、富士山に向かって大きく翼を広げた鳥のようで、富士に負けず劣らず雄大な景色を見せました。 つづいて三浦半島の葉山から2枚。 葉山灯台(通称、裕次郎灯台)や名島の鳥居が並ぶ相模湾越しに富士山を眺める真名瀬海岸。晴天で気持ちよく富士まで通り抜ける眺めは全く見飽きることがありません。 #2は暖かくなってきた春の候

みんなのフォトギャラリー公開 月模様 その2

月は、うみやまの創作をあらゆる方向から掘り起こしてくれる、とても大切な題材です。 先日の皆既月食&天王星食天体ショーで世間が盛り上がっていたときにとある知人が、「何百年に一度でなくても月は十分きれいだ」とつぶやきました。 確かにおっしゃるとおり、私も月を見て「美しくないなあ」と思ったことはありません。そのときどきに起こった出来事に対して、月を眺めていろんな思いを強めることはありますが、月そのものが良いとか悪いとかいうことではありません。それくらい、月は普遍的な存在なのでは

みんなのフォトギャラリー公開 秋に咲く花

今回は写真に添える一言を、渡辺美里の詞から引用しました。その経緯を以下にまとめます。 花のような静物の観察は、頭の中でいろいろ想像しながら、感情や気持ちといった心が動きます。動きのある動物を観るときと違い、動きに意識が奪われない。その分静物の観察には、想像や連想と感情の自己対話の余白があると思います。 写真と動画の比較でも同じことが言えると思います。 写真は、観る側の聴覚や時間を奪いません。何を観たいか、何を感じ取りたいかは、観る側にある程度委ねられます。 ここにすこしだ

みんなのフォトギャラリー公開 秋紅葉 国営昭和記念公園

東京都内から足を運びやすい紅葉の見どころが、立川市の昭和記念公園です。今年はちょうどいま、見頃を迎え始めたところのようです。 写信家うみやまの秋紅葉シリーズとしては、金沢の庭園、京都の寺院と続いて、都会近くの公園です。庭園の紅葉では趣きを愉しみ、寺院の紅葉では季節に感じ入るなら、公園の紅葉は「誰かとともにふれあう」でしょうか。 庭園や寺院での紅葉の鑑賞は、紅葉自体に意識を集中してその美を余さず感じとる姿勢になりがちです。一方、公園で鑑賞する紅葉は、誰かと過ごす憩いの時間の

みんなのフォトギャラリー公開 秋紅葉 京都

今週の秋紅葉は京都から。 #7から#11が高台寺、#12が嵐山の宝厳院で撮影したものです。 紅葉は、木々たちが厳しい冬の近づきを感じとり、越冬に備えて、葉を枝から落として土に還す営みを始めるサインです。 次にくる季節は暖かい春でも暑い夏でもなく、確実に寒い冬です。 季節のサイクルを幾年も繰り返してきた古都、京都の寺院であれば、紅い紅葉から感じられる寂しさもまた、ひとしおです。 人生の山谷は、季節にも喩えられることがあります。 厳しい季節に入ったとしても、ただ寂しさに打ち

みんなのフォトギャラリー公開 秋紅葉 金沢

朝の冷え込み、清々しい秋風、澄み切った青空に浮かぶうろこ雲。 関東では日中はまだ汗ばむことが多いものの、彼岸を過ぎれば季節の変わり目を感じることが多くなってきました。 季節の見出し画像用に秋紅葉のストックをシェアします。 まずは、加賀百万石の伝統文化息づく金沢から。 兼六園はどの季節に訪れても美しいですが、定番の好みは桜と秋紅葉、次に雪景色と青紅葉です。 桜の時期やお盆、文化の日など、見ごろの時期こそを無料開放にするあたりが、百万石の城下町たる気前の良さを感じますね。

みんなのフォトギャラリー公開 西湖/浙江省杭州

初めて中国を訪問した街が杭州でした。 海外ひとり街歩きを始めた頃、いまから15年ほど前のことです。 日本との直行便が就航し、景勝地の西湖が市中にあり、蘇州、上海を巡って帰ってくるという時間効率の良いぶらつき方ができる、海外ひとり初心者にたいへん手頃な思いつきでした。 当時はまだ高速鉄道は走っておらず、陸上の移動はもっぱら中距離バスでした。まだ北京五輪の前、外国人観光客は少なかったと思います。 2回目に訪れた2010年には高速鉄道が開通していて、移動がかなり楽になっていました

みんなのフォトギャラリー公開 黄昏色の空

夕陽が沈んでいく風景は、誰でも一度は見たことがあるでしょう。 水平線や山の稜線に、太陽が少しずつ少しずつもぐっていく様子を見ると感動します。大きな宇宙の天体の一部に生きているということを思い出します。 いまでこそ人間は、煌々と夜通し照明をともし、昼も夜も関係なく営みを続け、当たり前のように生産力や経済力を高めることで豊かになろうとしています。 (余談ですが、私の父親は三交替勤務という過酷な労働条件で会社に雇用され、家計を支え子供を育ててくれました。しかも当時はまだ週休1日の