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【お客様からの質問】Q.ハンドドリップでお湯を注ぐときに大切なことは何ですか?

前回は「Q.おすすめのドリップケトルは何ですか?」にお答えしましたが、今日はハンドドリップのためのケトル選び中に気になってくる「ハンドドリップでのお湯の注ぎ方」解説です☕


①まず、そもそもなぜコーヒーの粉にお湯を注ぐのかというと

コーヒーの豆の中は「ハニカム構造」というハチの巣のような構造になっています。そのお部屋の中にコーヒーの成分やガスが入っています。

②コーヒーの中の成分をお湯に移行させてあげたいんです


③だから上からお湯を注ぎます。
すると重力でお湯への移行が起きやすくなります。

「むぎゅっ」ていうのは私の勝手なイメージ。ほんとはそんなストレスかけたくない。

④一点にばかりお湯を注ぎ続けると均一に抽出できない

⑤いよいよドリップケトルのお出まし!
注ぎ方で意識したいこと!

だからケトルは、太くも細くも注げるものが欲しいのです。

⑥焙煎レベル・出したい風味でも注ぎ方は変わってきます

☕ローストが浅く、豆の組織が硬いコーヒー豆にはお湯の勢い強め、攪拌するイメージで注ぐ場合があります。時にドリッパーの中をスプーンで混ぜたり、ドリッパーをゆすってあげる場合もあります。

☕逆に、ローストが深く、豆の組織がもろく苦味も強いコーヒー豆は、優しくそっとお湯を粉の上に乗せてあげるイメージで注湯します。

脱線しますけど、初めてCanvaでこういう図などを作成してみました。「言葉だけじゃ伝えられないことが図だと描ける!表現できるぞ!!おお!」となんの、当たり前のことにワクワク楽しんで描いておりました笑

脱線終了🐌

ハンドドリップでのお湯の注ぎ方まとめ

①お湯は太すぎず、細すぎず注ぐ!
太く流速が早いと薄いコーヒーになりやすい!逆もしかり。

ドリッパーの中のコーヒーの厚みに留意して注ぐ。厚い層を中心に注ぐ。

③お湯を落とす位置が高いと、お湯がねじれる、飛散する。低いと攪拌が起きずらく、未抽出になることもある。
ケトルの大きさにもよるのですが、粉面から5~10cm上から、高すぎず低すぎない安定した高さから注ぐようにする。

④ローストが浅く、豆の組織が硬いコーヒー豆にはお湯の勢い強めで。逆にローストが深く豆の組織がもろく苦味も強いコーヒー豆は、優しくそっとお湯を粉の上に乗せてあげる。

ハンドドリップでのお湯の注ぎ方の最初の留意点!いかがでしたでしょうか。「分かってるけど実際に目で見ないと分からんわ~!」って気もしてきました(笑)だからやっぱりコーヒーセミナーはしたいなぁ。


おまけ


いつかの商品撮影中。
撮影タイミングに合わせてお湯を細く注ぐ上に腹筋に力を入れテーブルから離れ、ブツとの超絶妙な距離感を保つ、見た目以上にハードなドリップ🤣笑


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