ほしの

好きなもの記録☺︎ ・読書 ・アイドル ・観劇 ・カフェ巡り

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最近の記事

「新しい星」を就活で疲れた今読んだら心に染みた。

新しい星:彩瀬まる あらすじ 4人それぞれが、何か重い悩みや葛藤を持っている。 4人の男女の1人1人の人生を感じることができる。 物語には、自分が経験したことがない「離婚」についての話題があったが、物語を読み進めていくと離婚に関する言及に共感したり、言葉が身に沁みることが何度もあった。すっと何の抵抗もなく言葉が頭に入る感じ。 フィクションだからといって、何か大きな事件が起こったり、特別な力が使えるといったことはなく、変えることができない時の流れの中で、自分の人生の歩み

    • カフェと読書記録(渋谷)

      📍カフェ 「洋菓子店 MAISON DE CHARLOTTE」(メゾン ド シャルロット) 代々木公園近くにあるマンションビルの2階にある。 店内には数種類のケーキがあり、どれも美味しそうでどのケーキを食べるか迷っていたが、結局次の2つケーキを注文した。 見た目は少し似ているけど、スポンジの軽さや風味が全く違って驚いた。 店内は心地よいbgmと素敵な木材テーブルとイスで、落ち着いた雰囲気の中スイーツを堪能することができた。 悪天候のためか店内にはお客さんが自分以外居な

      • レシピだけじゃない料理の本

        イタリア料理の本:米沢 亜衣 私がこの本と出合ったのはとある雑貨屋である。 調理器具が所狭しと並んでいる中、その本はささやかな存在感をはなっていた。 内容はタイトル通りで、イタリア料理についてのレシピが書かれていた。 しかし、これはただのレシピ本ではなかったのだ。 本の表紙に書かれている 「A Spasso per I' Italia」 「Spasso」はイタリア語で楽しみ、気晴らし、散歩などといった意味があるそうだ。 つまりこの本は、日常のなかでふとした時にイタ

        • 『グッドナイト』読書感想文

          主なあらすじは以下の通りである。 心霊系の内容ではないため、そういったホラー系が苦手な人でも多分最後まで読むことができる内容だと思う。 私は今回本書を読むにあたって、失敗(あるいは成功なのかもしれない)した点が2つある。 まず1つ目が本作を読んだ時刻が21時、つまり夜の時間帯であったこと。 そして2つ目が本作を読んだ場所である。 始めはカフェで本書を読んでいたが、22時で店が閉まり、ほかのお店も同様だったため仕方がないので家に帰って読書を再開した。 正直まだ最後ま

        「新しい星」を就活で疲れた今読んだら心に染みた。

          『遠慮深いうたた寝』読書感想文

          遠慮深いうたた寝:小川 洋子 河出書房新社によると、本書は神戸新聞連載の「遠慮深いうたた寝」を中心に約10年分の中から作家の素顔が垣間見られる、極上エッセイを厳選収録している。 1つのエッセイが2〜3ページほどでテンポ良く読むことができる。 今回は本書から2つのエッセイ「すべては奇跡」と「私に必要な忍耐」を読んで思ったことを書いてみた。 「すべては奇跡」 「当たり前のことが当たり前じゃない」、「日常は当たり前じゃない」 そんな言葉をよく耳にするし、実際そうであると私

          『遠慮深いうたた寝』読書感想文

          世界が青くなったら を読んで

          世界が青くなったら:武田綾乃 表紙一面に広がる青色の美しさに惹かれて購読。 SF的な内容といわれつつも、どこか現実的にも感じた、切なくて美しい作品。 「青」色の意味の1つに「孤独」がある。この作品には沢山の人の「孤独」が描かれている。 愛と執着は何が違うのか。 2つは表裏一体なのかもしれない。この世界は曖昧で、白黒はっきりつけれることの方が少ないのではないか。その曖昧さは人を困惑させる。 そして人は「選択」する。時にはその選択を後悔する。もし〇〇していたら…、もし〇

          世界が青くなったら を読んで