ほしの

好きなもの記録☺︎ ・読書 ・アイドル ・観劇 ・カフェ巡り

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記事一覧

「新しい星」を就活で疲れた今読んだら心に染みた。

新しい星:彩瀬まる あらすじ 4人それぞれが、何か重い悩みや葛藤を持っている。 4人の男女の1人1人の人生を感じることができる。 物語には、自分が経験したことがない…

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4か月前
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カフェと読書記録(渋谷)

📍カフェ 「洋菓子店 MAISON DE CHARLOTTE」(メゾン ド シャルロット) 代々木公園近くにあるマンションビルの2階にある。 店内には数種類のケーキがあり、どれも美味し…

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10か月前
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レシピだけじゃない料理の本

イタリア料理の本:米沢 亜衣 私がこの本と出合ったのはとある雑貨屋である。 調理器具が所狭しと並んでいる中、その本はささやかな存在感をはなっていた。 内容はタイト…

ほしの
1年前
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『グッドナイト』読書感想文

主なあらすじは以下の通りである。 心霊系の内容ではないため、そういったホラー系が苦手な人でも多分最後まで読むことができる内容だと思う。 私は今回本書を読むにあた…

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1年前
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『遠慮深いうたた寝』読書感想文

遠慮深いうたた寝:小川 洋子 河出書房新社によると、本書は神戸新聞連載の「遠慮深いうたた寝」を中心に約10年分の中から作家の素顔が垣間見られる、極上エッセイを厳選…

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1年前
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世界が青くなったら を読んで

世界が青くなったら:武田綾乃 表紙一面に広がる青色の美しさに惹かれて購読。 SF的な内容といわれつつも、どこか現実的にも感じた、切なくて美しい作品。 「青」色の意…

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1年前
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「新しい星」を就活で疲れた今読んだら心に染みた。

「新しい星」を就活で疲れた今読んだら心に染みた。

新しい星:彩瀬まる

あらすじ

4人それぞれが、何か重い悩みや葛藤を持っている。
4人の男女の1人1人の人生を感じることができる。

物語には、自分が経験したことがない「離婚」についての話題があったが、物語を読み進めていくと離婚に関する言及に共感したり、言葉が身に沁みることが何度もあった。すっと何の抵抗もなく言葉が頭に入る感じ。

フィクションだからといって、何か大きな事件が起こったり、特別な力

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カフェと読書記録(渋谷)

カフェと読書記録(渋谷)

📍カフェ
「洋菓子店 MAISON DE CHARLOTTE」(メゾン ド シャルロット)
代々木公園近くにあるマンションビルの2階にある。

店内には数種類のケーキがあり、どれも美味しそうでどのケーキを食べるか迷っていたが、結局次の2つケーキを注文した。

見た目は少し似ているけど、スポンジの軽さや風味が全く違って驚いた。

店内は心地よいbgmと素敵な木材テーブルとイスで、落ち着いた雰囲気の

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レシピだけじゃない料理の本

レシピだけじゃない料理の本

イタリア料理の本:米沢 亜衣

私がこの本と出合ったのはとある雑貨屋である。
調理器具が所狭しと並んでいる中、その本はささやかな存在感をはなっていた。

内容はタイトル通りで、イタリア料理についてのレシピが書かれていた。

しかし、これはただのレシピ本ではなかったのだ。

本の表紙に書かれている
「A Spasso per I' Italia」
「Spasso」はイタリア語で楽しみ、気晴らし、散

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『グッドナイト』読書感想文

『グッドナイト』読書感想文

主なあらすじは以下の通りである。

心霊系の内容ではないため、そういったホラー系が苦手な人でも多分最後まで読むことができる内容だと思う。

私は今回本書を読むにあたって、失敗(あるいは成功なのかもしれない)した点が2つある。

まず1つ目が本作を読んだ時刻が21時、つまり夜の時間帯であったこと。

そして2つ目が本作を読んだ場所である。
始めはカフェで本書を読んでいたが、22時で店が閉まり、ほかの

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『遠慮深いうたた寝』読書感想文

『遠慮深いうたた寝』読書感想文

遠慮深いうたた寝:小川 洋子

河出書房新社によると、本書は神戸新聞連載の「遠慮深いうたた寝」を中心に約10年分の中から作家の素顔が垣間見られる、極上エッセイを厳選収録している。

1つのエッセイが2〜3ページほどでテンポ良く読むことができる。

今回は本書から2つのエッセイ「すべては奇跡」と「私に必要な忍耐」を読んで思ったことを書いてみた。

「すべては奇跡」

「当たり前のことが当たり前じゃな

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世界が青くなったら を読んで

世界が青くなったら を読んで

世界が青くなったら:武田綾乃

表紙一面に広がる青色の美しさに惹かれて購読。

SF的な内容といわれつつも、どこか現実的にも感じた、切なくて美しい作品。

「青」色の意味の1つに「孤独」がある。この作品には沢山の人の「孤独」が描かれている。

愛と執着は何が違うのか。
2つは表裏一体なのかもしれない。この世界は曖昧で、白黒はっきりつけれることの方が少ないのではないか。その曖昧さは人を困惑させる。

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