ひかえめなフック

大学3年生 読んだ論文や本についてメモ代わりに使います。たまに個人的なことを書くかもし…

ひかえめなフック

大学3年生 読んだ論文や本についてメモ代わりに使います。たまに個人的なことを書くかもしれません 興味関心:計算社会科学、科学技術社会論を中心に大体のことに興味があります。なんか面白そうな論文とか本とか分野とかあったら教えてください。

最近の記事

[趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#4:男の娘分類器

注意 スクレイピングの対象としてアダルトサイトを選んでいることから、本記事には過激な性的表現が含まれているので、未成年の方や、そうした表現が苦手な方は閲覧を控えてください。ご了承いただける方のみスクロールして本記事をお読みください。 *なお本来であれば自主的にR18指定をかけたいのですが、noteにはその機能がなく、公式からR18と指定されるのを待つしかないようです。 バックナンバー 今回の目的 「よく男の娘は女にチンコを生やしただけ」「女の絵に作者が男といったら

    • [論文]COVID-19と社会科学領域 4本

      書誌情報 ①西川開. (2023). 自然科学と人文学・社会科学の間の引用に着目した引用文脈分析:再生可能エネルギー(SDG7)と気候変動(SDG13)を事例として. NISTEP DISCUSSION PAPER, No.220. 文部科学省科学技術・学術政策研究所. DOI: ②Liu, Y. L., Yuan, W. J., & Zhu, S. H. (2022). The state of social science research on COVID-

      • [論文] NISTEP関連の論文3本

        書誌情報①小柴 等,伊神 正貫,伊藤 裕子,林 和弘,重茂 浩美. (2020). COVID-19 / SARS-CoV-2 に関する研究の概況 ─ 2020 年4 月時点の論文出版等の国際的なデータからの考察. NISTEP. NISTEP DISCUSSION PAPER,No.181,文部科学省科学技術・学術政策研究所, 東京. http://doi.org/10.15108/dp181 ② 小柴等, 林和弘, & 伊藤裕子. (2024). COVID-19 /

        • [論文]The spread of true and false news online

          書誌情報 Soroush Vosoughi et al.The spread of true and false news online.Science359,1146-1151(2018).DOI:10.1126/science.aap9559 笹原和俊先生の『フェイクニュースを科学する』の第1章でも紹介された論文です。 著者情報 Soroush VosoughiさんはCS出身の方で最近は結構LLM関連が多いみたいです ↓研究室のサイト https://www.

        [趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#4:男の娘分類器

          [論文]Twitter (X) use predicts substantial changes in well-being, polarization, sense of belonging, and outrage.

          書誌情報 Oldemburgo de Mello, V., Cheung, F. & Inzlicht, M. Twitter (X) use predicts substantial changes in well-being, polarization, sense of belonging, and outrage. Commun Psychol 2, 15 (2024). https://doi.org/10.1038/s44271-024-00062-z 要約

          [論文]Twitter (X) use predicts substantial changes in well-being, polarization, sense of belonging, and outrage.

          [趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#3:時系列

          注意 スクレイピングの対象としてアダルトサイトを選んでいることから、本記事には過激な性的表現が含まれているので、未成年の方や、そうした表現が苦手な方は閲覧を控えてください。ご了承いただける方のみスクロールして本記事をお読みください。 *なお本来であれば自主的にR18指定をかけたいのですが、noteにはその機能がなく、公式からR18と指定されるのを待つしかないようです。 バックナンバー 今回の目的 時系列で人気のタグの変遷をみる。 ここまでは、男の娘やショタに付け

          [趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#3:時系列

          [本]The Science of Science 第1章

          書誌情報 Wang, D., & Barabási, A.-L. (2021). The Science of Science. Cambridge University Press. 僕が知る中でScience of Science(科学計量学)が一番まとまった本です。今年、日本語訳がでるそうですが卒論で必要なので買いました。 https://note.com/scisci/n/na4e9c01fa8fe Preprint版は以下から無料で読めます(今のところ、内

          [本]The Science of Science 第1章

          [趣味研究]Youtubeコメント分析#2:学習済みWord2Vec

          前回の記事 今回の目的 内容面 ①元コメントへのリプライを分析をしたいと思います。コメントの方が、批判/擁護の色がでやすいかなっていう予想です。 技術面 ②学習済みの日本語Word2Vecを使ってみる データ 例によってスクレイピングのコードはお見せできないのですが、代わりにデータの表を示しておきます。前回のデータでコメントは合計10万件くらいありましたが、リプがついたコメントは1.2万件くらいなのでおよそ全コメントの1/8しかリプがついてないっぽいですね。 *書い

          [趣味研究]Youtubeコメント分析#2:学習済みWord2Vec

          [趣味研究]Youtubeコメント分析#1:Word2Vec

          背景 Smile-up(旧:ジャニーズ事務所)に関するこのようなツイートを見かけました。 陰謀論の研究では、近年、陰謀論そのもののの性質よりも、陰謀論を信じやすい人の傾向に関心が集まっています(conspiracy mindset)。その要因の一つに「党派性(右か左か)」の強さがあげられます。これはいわゆる「動機付けられた推論」といって、自分が信じたいものを信じちゃう傾向です。例えば、トランプさんが何かやらしたらディープステートに嵌められた!と考えたりとか。 まあsmi

          [趣味研究]Youtubeコメント分析#1:Word2Vec

          [趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#2:LDA

          注意 分析対象としてアダルトサイトを選んでいることから、本記事には過激な性的表現が含まれているので、未成年の方や、そうした表現が苦手な方は閲覧を控えてください。ご了承いただける方のみスクロールして本記事をお読みください。 *なお本来であれば自主的にR18指定をかけたいのですが、noteにはその機能がなく、公式からR18と指定されるのを待つしかないようです。 前回記事 前回まで このnoteでは男の娘とショタの扱われ方の違いを見ることを目的としています。それで、前回

          [趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#2:LDA

          [趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#1:スクレイピング

          注意 スクレイピングの対象としてアダルトサイトを選んでいることから、本記事には過激な性的表現が含まれているので、未成年の方や、そうした表現が苦手な方は閲覧を控えてください。ご了承いただける方のみスクロールして本記事をお読みください。 *なお本来であれば自主的にR18指定をかけたいのですが、noteにはその機能がなく、公式からR18と指定されるのを待つしかないようです。 背景 みなさんは「ショタ」や「男の娘」という言葉をご存知でしょうか?実はこれらの言葉を定義すること

          [趣味研究][R18]男の娘とショタの扱われ方#1:スクレイピング

          [本]「つなぐ」「こえる」「動く」の方法論 (科学技術社会論の挑戦 3)1章

          書誌情報 藤垣, 裕子, 小林, 傳司, & 塚原, 修一. (出版年). つなぐ、こえる、動くの方法論. 科学技術社会論の挑戦 3. 東京大学出版会. 著者情報 調 麻佐志さんは東工大の先生で科学計量学×STSを掲げているので、私が目指すところにかなり近い先生です。もとは東大の総合文化の広域システムなので教養学部の私と本当に近いです。  ↓は以前紹介した標葉先生との共同の調査になっています。 https://www.nistep.go.jp/wp/wp-cont

          [本]「つなぐ」「こえる」「動く」の方法論 (科学技術社会論の挑戦 3)1章

          [本]社会学感覚 4-7章

          書誌情報&著者情報 前回の続きです。今回で1-7章までの社会学を概観する部が終わります。次回からはコミュニケーションやメディアの部に入ります。ただ、いったん科学計量学を片付けたいので、しばらくは『社会学感覚』の更新はしないと思います。 要約 4章は社会というより社会学の構成について書かれていた。 5章は社会学の方法論としてよく聞く類型化・理念型の説明がされていた。 6章は社会「問題」の設定方法と類別 7章はほとんど学史 4章 プロ倫が資本主義を「経済」の領域で閉じ

          [本]社会学感覚 4-7章

          [本]社会学感覚1~3章

          書誌情報 もとは書籍でしたが、現在は増補されてネット上で無料公開されています。 『社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか』(稲葉、2009)を読んだ際に、読書ガイドの一覧に載っていたので読みました。 *稲葉の本に関しては、個人的にはあまりお勧めできませんが、当該の読書ガイド一覧はとても優れていると思います。 著者情報 野村一夫先生です。國學院大學の教授をなさっていて、最近は著作がないみたいですが、メディア論が中心みたいです。いろいろ、著作を無料公開しています

          [本]社会学感覚1~3章

          [論文]Turning to ontology in STS? Turning to STS through ‘ontology’. Social studies of science

          書誌情報 Van Heur, B., Leydesdorff, L., & Wyatt, S. (2013). Turning to ontology in STS? Turning to STS through ‘ontology’. Social studies of science, 43(3), 341-362. STS系のジャーナルを探すときによく使うSocial studies of scienceの論文です。STSと科学計量学の組み合わせの論文を探していた

          [論文]Turning to ontology in STS? Turning to STS through ‘ontology’. Social studies of science

          [論文]Diversity in STS communities: A comparative analysis of topics. East Asian Science, Technology and Society: An International Journal

          書誌情報 Shineha, R., & Nakamura, M. (2013). Diversity in STS communities: A comparative analysis of topics. East Asian Science, Technology and Society: An International Journal, 7(1), 145-158. doi:10.1215/18752160-2075813 Science of Science

          [論文]Diversity in STS communities: A comparative analysis of topics. East Asian Science, Technology and Society: An International Journal