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週末 I'll be thinking About You


電車に乗っていて

カフェで珈琲を飲んでいて

街角を 歩いていて

そんなシーンで ふと通りかかった人に

目と目があい 気になり
その後は?

そんな機会にあったことはあるだろうか。

筆者は 残念なことに 1度もない。


Norah Jonesの この曲を聞くと ふと そんなシーンを思い浮かべる。

声 かけられなかったけど さっきの人 気になる。

きっと 明日 電車に乗った時 また思い出すかもね

そんな感じである。


昔むかし 淀屋橋の駅で 外国人の方に 声をかけられたことがある。

日本女性として 海外の男性との出会いは なんと ときめく事だろうか。

電車の中で 極 簡単な英語のやり取りをしたのが きっかけであった。

駅を降りて 改札口を通り歩いていると 後ろから追ってきたのか 
彼は 小走りであった

淀屋橋なので もちろん スーツ姿の いかにもビジネスマン

見た目は オバマ元アメリカ大統領に どこか似てる 
スラッと背の高めの インド系の男性だった

「あの、さっきはありがとうございました。
 それで、良ければ、その
 このあと 一緒にcoffeeでも いかがですか?」

大変 丁寧で 紳士な方だった。

ただ、私はまだ仕事の移動中であり 急いでいたのもあり 丁寧に断った。

それで、確か 名刺か何かを下さって 「良かったら連絡ください」と。

それでお別れした。

その後、
結局 私は連絡はしなくて 現在に至る。


連絡したら ひょっとして 彼と付き合って

彼が人生のパートナーになり

行く行くは 彼のインドの故郷に案内され

なんだか大家族であり 彼のご両親が暖かく迎えてくれ

そして 彼のお母さん おばあさんが
「これは うちの秘伝のレシピなのよ(カレー)」
と カレーのご馳走である。

因みに 私は 辛いのは苦手である。

こんな事を 彼と駅の構内で別れたあと 
更に別の電車に乗り 揺られながら 考えた。

多分 ものの3、4秒もかからない妄想であった。


人生は 長い長い 電車に乗って 
揺られているような ものなのかもしれない

誰と出会って どの駅で 降りるか?

また 乗ることにもなるのか?

そんな今 

週末、とりあえず この歌を聞いて 落ち着く。