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「最初の一行」さえ書ければ、文章は勝手にできていくから大丈夫

「出だしだけ書いちゃえば、あとはもう書くしかないじゃない」

所ジョージ

 NHKの、『おげんさんのサブスク堂』に、
 所ジョージがゲスト出演していて、
「(本の)アイディアはどうやって思いつくんですか?」
 と聞かれた時の言葉。

「出だしだけ書いちゃえばあとは書くしかない」

 あ〜!わかる〜!
 と思いました。

 私が小説を書くときもそうなのですが、

「どうしよう。今日書くネタがないなあ〜」

 と思ってなかなか書き始められない時があるのですが、
 そういう時は、
「まず一行書いてみる」
 と、その一行につられて先の展開ができていったりします。

 例えば、今私が書いている小説は日記形式なのですが、
「今日このキャラに起きたこと……何?」
「今特に大きな事件は起きてないしなあ」
 と悩んで、なかなか書き始められないことがあるのですが、

 そこで、無理やり、
 なんか一行書いてみるのです。

 大したことじゃなくていいんです。

「今日は雨が降っていた」
「朝なかなか起きられなかった」

 みたいなことでいいんです。

 すると、
「このキャラが雨の日にしそうなことは?」
「このキャラは寝坊しても慌てなさそうだな、そのまま寝ちゃうかも、そして他の子に怒られそう」

 と、
 最初の一行が、次の展開を引き出してくれます。
 あとは、そのまま連想ゲームで書いていくだけ。

 もちろん、仮に使った最初の一行は、そのまま使ってもいいし、推敲のときに消してもいい。
 あくまで、『書き始めるきっかけ』として、何でもないような『最初の一行』を使うんです。


 これは小説に限らず、
 日記やエッセイなどでも使えると思います。

「日記っていっても、
 今日は何もなかったしなあ」

 と思ったら、とりあえず。

「今日は天気がよくて空が青かった」
 とか、なんでもいいから一行書くんです。
 そこから、1日に起きたことを思い出していろいろ書いていくと、けっこういろんなことを思い出したりします。会社の人が推しの話してたなとか、スーパーでめずらしいものが安く売っていたとか。


 何気なく書いた一行が、
 思いがけない長文に発展することもあります。

 私の長過ぎる小説も、
 もとは、何気ない一行から始まりました。


 だから、
 所さんの言うとおり、

「出たしだけ書けちゃえば」

 大丈夫なんです。
 あとは書くしかないから。



 とはいえ私は、仕事で疲れたり体調悪かったりして、よく休んでしまうのですが、
 しばらく休んで力を蓄えたら、
 また『最初の一行』が書けるようになってくるんですね。

 書いて、休んで、書いて、休んで、
 その繰り返しが私の人生です。



 なので、
「文章書いてみたいけど、何を書いていいかわからない」
 という人は、
 なんでもいいから、「最初の一行」を書いてみるといいですよ。
 立派なことじゃなくていいんです。
 くだらないことでいいんです。
 思いついた好きな単語とかでもいいんです。
 まず「一行書いてみる」こと。

 そこから話が広がっていって、以外な所にたどり着けるかもしれませんよ。






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