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くり返しの中で起こる変化こそが進化です


2023年1月13日(金)朝の6:00になりました。

そろそろこのnoteを毎朝読むことが習慣になってきましたか。

どうも、高倉大希です。




機械は、身体を乗りかえることができます。

スマートフォンの機種変更なんかはまさにです。一瞬でデータ移行が完了します。

どれだけ画面が割れようが、バッテリーのもちが悪くなろうが、身体を交換してしまえば、中身はそのまま引き継ぐことができます。


一方で人間はというと、一生懸命に知識を蓄え、さまざまな経験を糧に成長を重ねても、そこから生まれてくるのは何も知らない赤ちゃんです。

そんな赤ちゃんが大きくなって、一生懸命に知識を蓄え、さまざまな経験を糧に成長して、そこからまた何も知らない赤ちゃんが生まれてきます。

そんな赤ちゃんに大人が教育を施していくわけですが、いくらなんでも効率がわるすぎます。


地球はまさにこの新鮮さに満ちています。全てが生まれ変わり、入れ替わっています。(中略)そしてその生まれ変わりを支えているのは、新しく生まれることとともに、綺麗に散ることです。この「散る=死ぬ」ということが、新しい生命を育み地球の美しさを支えているのです。

小林武彦(2021)「生物はなぜ死ぬのか」講談社


人間の先祖は、猿だと言われています。

当然ですが「1匹の猿が成長して大人になったら人間になった!」なんてことはありえません。

同様に「1匹の猿から生まれた赤ちゃんが人間だった!」なんてこともありえません。


ひとつの命が途絶え、まったく新しい命が誕生する。

これを何度もくり返してきたからこそ、少しずつ背筋が伸びて、少しずつ脳みそが大きくなって、少しずつ少しずつ猿から人間へと変化してきたのです。

生物は「死ぬからこそ進化してきた」と言っても過言ではありません。


是非の初心、忘るべからず。
時々の初心、忘るべからず。
老後の初心、忘るべからず。

世阿弥『花鏡』より


我々は、くり返しの中で少しずつ変化していきます。

くり返していないように見えるものも、人間に認知できるサイズの円環ではないというだけの話です。


人がつくった円環の中で身を任せるもよし。

新たな円環を自分でつくり出すもよし。

いまある円環をできるだけ速いスピードで回ってみるもよし。


くり返しの中で起こる変化こそが進化です。

目先の進化を求めてくり返しを軽んじている限り、いつまで経っても猿のままです。





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