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片山病の跡地を散策

今月の初めに広島県福山市に魚を購入しに行ったのですが、その時にあるところに寄ってきました。魚を購入した鞆の浦から10kmほど北上したところに片山という小高い山があります。かつて、この地には「片山病」と呼ばれる地方病が流行していました。

片山病は、水田に入ると湿疹ができ、しだいに体に不調が現れ、腹水がたまるなどしてなくなってしまう不治の病でした。この病気の究明に、地元の医師の藤井好直と吉田龍蔵、京都帝国大学教授の藤浪艦が尽力しました。

この片山病の原因は、日本住血吸虫とよばれる寄生虫によるものであり、日本では広島県福山市をはじめ、山梨県甲府や福岡県の筑後川の周辺などでも同じ日本住血吸虫が原因の地方病がありました。この病気の解決には、これらの地域の人々と、多くの研究者の努力がありました。

今回は、福山市片山にある吉田龍蔵・藤浪艦両氏の石碑を見学してきました。その時の様子とともに、吸虫とはどのような動物なのかを解説しています。視聴者に女子中高生が多いと耳にしたので、中高生が寄生虫のことを知る手助けとなるような動画にしたつもりです。5類に指定されてから、話題にされなくなった新型コロナウイルスですが、感染症はいつも私たちの隣にいます。そんなことも実感していただければと思います。

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他にも以下のような動画をあげていますので、興味を持っていただけましたら、ぜひ見てください。


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