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11月17日(金):書籍「体育が嫌い」から、体育嫌いになる理由

本日は先月に出版された書籍「体育が嫌い」に関連した話を少しばかり。

この書籍を手に取ってみた理由は自分の長男が体育をあまり好きではないことと、自社が運営するスクール制小型フィットネスクラブにいらっしゃるお客様もまた、必要性を感じてご入会・継続をされているものの、元来は決して運動が好きではない方々が多くを占めているので、そうした諸々への理解が深まればと思ってのことでした。

書籍で最初に触れていたことのひとつが「運動嫌い」と「体育嫌い」は違う、ということです。

この点は自分の息子にも当てはまることなので理解ができるところです。

息子についていえば私や妹と一緒に公園へ行ったり、庭でボール遊びをすることなどは全く嫌がらないし、自分からそれをしようと声を掛けてくることもあるから、決して運動そのものが嫌いなわけではありません。

でも「学校」という環境下における「体育」はどうにも好きになれない、といった心理だと思います。

では、身体を使って楽しく遊ぶことが好きな子どもでも、学校の体育が嫌いになってしまう理由はどこにあるのか、そういったことが本書では綴られています。

その理由は複数挙げられていますが、主だったものは以下のような要素です。

・強制的、規律的な側面
姿勢や態度などの規律的な面への過度な繰り返しの指導や、やるべき事柄を強制されることで息苦しさを感じる

・「公開処刑」による恥ずかしさ
一緒に授業を受ける皆の前で何かをしなければならず、失敗した際の嘲笑やできないことへの批難など、視線にさらされるなかでできないことをやらなければならない心理的負担

・体育教師像
「体育教師っぽさ」というフレーズで思い浮かぶような厳しさ、高圧的な体育教師の態度やイメージが苦手意識を助長する

・スポーツにまつわる勝ち負け
体育の中では球技をはじめとしたスポーツ種目に取り組む時間もあり、勝ち負けにこだわる小学生の直情的な言動によって虐げられる場面がある。そうしたなかでの優劣、比較による劣等感など。

ひとつずつ事例を挙げて説明された内容を見ると、いずれにも合点がいきますね。

明日もこれに関連した話を続けます。

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