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<映画感想> Raya and the Last Dragon

どうも、

ノミが白昼夢をみた、です。

ディズニーの『Raya and the Last Dragon』を観ました。

めちゃくちゃ良かったです!

ムーラン以来のアジアプリンセス登場と同時に初の東南アジア系のプリンセスが実現しました。

キャストもアジア尽で、といっても、言語の問題もあり、アジア系アメリカ人やアジア系イギリス人といった感じです。

映画の特徴を簡単に説明するために『ムーラン』をちょいちょい引き合いに出そうと思います。

まず、映画を見終わって気づいたのがこの作品が意外と『ムーラン』と類似する点があるということ。

例えば、まず、サイドキック

ムーランのサイドキックは赤竜のムーシューですが、この作品にもシスーという竜が出てきます。

正確には、サイドキックではないのですが、少しサイドキックじみた感じもします。実際ラーヤにはトゥクトゥクというダンゴムシの相棒がいますが。

そして、両方の竜の性格もなんか破天荒という点では同じです。竜は破天荒というのがデフォルト概念なのでしょうか。

次に、父と娘という関係が両作品は共通しています

ムーランは父の代わりに軍に入りますが、ラーヤもまた父が成し遂げられなかったことを実現させようと試みます。

主人公の行動の動機が家族と深く結びつくのがアジアプリンセスの特徴のようですね。

さて、類似点はこれくらいで、大事なのは相違点です!

この作品を2つの言葉で表すとしたら、カラフルエモーショナルです!

まず、カラフルというのは竜のことで、私はてっきり竜はムーシューのような古典的な色と顔をしているとイメージしてしまうのですが、

シスーは青の中でもパステル青です!そして今回はメスという設定ですが、破天荒なトムボーイな感じの竜です。

他にもシスーの兄弟姉妹流が登場しますが、まあ観たことのない竜達でした。みんなパステル緑とか、パステル紫です。

これが、一見合わないんじゃないかと思うのですが、全くそんなことはありませんでした。逆に、新鮮で話とうまく合っています。あの色じゃなきゃダメだったんだなと思わせてくれます。

次に、エモーショナルというのは、映画の途中で多分私二回以上泣きました。

ラーヤと父のやりとりが当然泣くポイントになるんですが、それ以上にもラーヤと彼女の仲間達が世界を救うために自らを犠牲にするシーンがあるんですけど、個人的にはそこがツボでした。

ありふれたシチュエーションのようで、あのようにうまく表現する作品ってあまり多くないと思います。

主に言いたいのはこの2つの点だったのですが、この作品を見る理由は他にもめっちゃあります。

というのも、この映画はコンピューターアニメーションの魅力を伝えることに長けています。

これまでCGとかなんとも思っていなかったのですが、シスーが空を飛び回るシーンなんて、もう本当に魔法を見ている感覚でした。

ずっと見ていられるほど綺麗でした。

さらに、アクションシーンもかっこいいです。特に、ラーヤと彼女のネメシスのナマーリの戦闘シーンは多分ディズニー史上最高の女同士の戦いではないでしょうか。

ここまできて、主人公のラーヤに言及していないことに気づいたのですが、彼女は魅力的の一言に尽きます。

戦闘スキル抜群、かっこいい、頭いい、ユーモラス、高尚でありながらラフなストリートスマートさも兼ね備えている。そして、何よりも、家族思い。

他のプリンセスのように、急に歌いだすことはないですが、見ていてムカつくことのない素敵なキャラとなっていました。

そして、最後にラーヤの相棒トゥクトゥクの可愛さったらもう、言葉では表現しきれないものがあります。大事なミッションの途中で虫を追いかけてしまったりする彼の姿は、可愛さ爆発です。

彼を見るためだけに観てもいいぐらいです。

さらに、本当に最後になりますが、皆さんは竜が空を飛び回る仕組みはなんだと思いますか?羽もないのに、どうやって飛んでいるのでしょうか?

『Raya and the Last Dragon』ではその答えがわかるで、ぜひ!