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これからのNakamura Farmについて

北海道仁木町でミニトマト、さくらんぼ、プルーンを栽培しているNakamura Farmです。
2017年6月に事業継承し、早6年と9ヶ月が経ちときにめまぐるしく、ときにゆったりと過ごしながら、こうしたい、やってみたいと思えるような夢を少しずつ膨らませてまいりました。
1つずつこれからの夢についてここに記しておこうと思います。

農業経営(雇用の充実)

Nakamura Farmの大黒柱であり今後ももちろん主軸でありつづける農業経営において、毎年スタッフの入れ替わりはあるものの園主の右腕となって働いてくれているスタッフは今年で5年目、ほかにも3年目、2年目と一緒に働いてくれるスタッフへ〈事業主としてできること〉を考えながら営農してきました。
第一にこれは当然のことながら、給与としてお渡しすること。
彼ら彼女らの希望に合った就労時間、休日の設定などに取り組んできました。
そしてこれからは農業者として社会的信用を得られるように、それから目まぐるしく変わっていく社会情勢に耐えうる知識を私達だけでなくスタッフにも学んでもらえるような機会を設けていくこと。
実際に私は会社勤めをしていて、いわゆる社会人として持つべき最低限の知識ってなんとなく…しか知らないんです。知らずにいても企業内の総務と言われる部署の方々が良きようにやってくださっていたおかげで自分ごとなのに他人事のように生きてきてしまっておりました。
ここで言う最低限の知識というのは例えば税金とか、社会保険や年金とか「自ら知ろうとして学ばなければ得られないのに、知っていてわかっていて当然と言われるような知識」の意なんですけれども、本当に恥ずかしながら
かなりスルーして生きてきたんです。
が、近年の物価上昇や社会情勢の変容に伴って、いよいよちゃんと知らずには生きて行けないぞと、遅ればせながら思いまして、大切なスタッフたち(の家族も含め)と一緒に学ぶ機会を作ろうと思っています。
その中でスタッフたちが求める就労形態や待遇も含め学んでいきながら話し合っていき、1人1人の希望に寄り添っていきたい、と思っています。

販路の拡大

雇用の充実が前提にはなりますが販路の拡大についても考えています。
まずはふるさと納税への参入、ゆくゆくは町内の農作物の仕入れ・販売も視野に入れていきたいと思っています。

飲食業の展開

かねてより試作を繰り返しておりました、Nakamura Farmのミニトマトをふんだんに使ったカレーの販売を開始します。
過去にインド人のシェフ(ミラップ)が一緒に働いてくれていたのですが、彼直伝のレシピをもとにしたオリジナルカレーです。
原材料はミニトマト、鶏もも肉、玉ねぎ、スパイス、塩、バター。
ミラップが食べさせてくれたときの衝撃の美味しさをぜひ、味わっていただきたいと思います。
当面は非対面販売(自社ECや各社販売サイト)のみ、となりますがゆくゆくは調理設備も園内にととのえて、春から秋にかけての収穫物と一緒に園内で召し上がっていただけるようにしたいと思っています。
例えば、さくらんぼ狩りを楽しんでいただきながらさくらんぼの木の下でレジャーシートを敷いてカレーを食べていただいたり、トマトの収穫期にはとれたてトマトのトッピングができたり。
全国にいる農業者仲間たちの作物をつかわせてもらった旬カレーもやりたいです。

パイプハウスの建設請負

仁木町内はじめ近隣町村では農業者の高齢化が如実に進んでいながらも働き手については特定技能実習生を迎え入れ営農している農業者が多くいます。
私達も1名、特定技能実習生の受け入れをしておりますが、今後農業をしていく上で必要不可欠な存在です。
特定技能実習生で働き手の確保ができ、規模の拡大もしくは既存施設の更新となった場合に、自ら手掛けていくのは負担が大きいのではないかと思っています。
そこでもし、困っていらっしゃる方がいるのであれば、園主の得意分野ですから、お力になれるのではと思っています。


主にこれらの展望を踏まえ、法人化へと歩みを進めることと致しました。
3N(スリーエヌ)株式会社と命名し
Niki 仁木町
Nakamura Farm(フルーツランド中村園)
Nishiyama(私達)
この3つのNがトライアングルとなって良き循環になるようにと思いを込めました。
 
顧問税理士や顧問司法書士の先生がた、さらにこれからもたくさんのビジネスパートナーとご縁をいただき助けていただきながら、思わず笑顔になっちゃう農作物を主軸に今後も邁進していきたいと思います。
私達に力を貸してくれるスタッフも大大大募集中です。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

3N株式会社
代表取締役 西山慎吾 西山由香里


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