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メンタル不調だった私が思い出した教え―過去は変えられないけれど、過去の見方は変えられる―【日経トークテーマ】「#大切にしている教え」

こんにちは、大庭です。

noteで、日経様発信の素敵なトークテーマ「#大切にしている教え 」を見つけ、ひとつ思い出したことがあります。

 私がメンタル不調で会社に突然行けなくなり、それこそ地底人のような状態だった頃。薬に頼らず眠れるようになってきてもまだ神経症状が出ていて、漢方を飲んでいました。その漢方の先生に教えていただいたことです。

「過去にやったことは変えられないけれど、
過去の見方は変えられる」

メンタル不調を経験して、社会的に失ったものや、壊れてしまった将来は、もちろんあります。

でも一方で、自分の人生にとって「得られてよかったなー」と思う
“価値観”みたいなものに、気が付けたとも思っています。

例えば、今の私だと、雨上がりにほんのりただよってくるジンチョウゲの香りにホッとしたり、自分のためにちょっと高級な茶葉を買って帰ろうって思えたり、少し見上げたときの雲の切れ間とか、周りのほんの些細なことや変化を楽しめている実感があります。

空を見上げる心の余裕。あなたにはありますか?

これって、長い自分の人生にとって、すごくプラスじゃないですか?
それに、無呼吸で働いて評価されることを是としていたら、遅かれ早かれどこかでポッキリいっていたな、と達観すらしています。

メンタル不調を経験した事実は変えられないけれど、経験をしたからこそ、自分のことも大切にできるし、他の人にも優しくできる。

自分の人生をより豊かにする価値観やエッセンスに気が付けたと思っています。

傷は確かにある。でもこの刀傷は、名誉の負傷

今はまだ何も出来ていないけど、私の刀傷をいつか“勲章”と誇れるように、
少しの余裕を携えながら、無理なく、頑張っていきたいと思います。

私は、以前のいっぱいいっぱいだった自分より、たくさんの仲間や同志に出会えて、思いとともに人生を進められている今の自分の方が、大好きです。


メンタル不調を経験したからこそ、得られたものもあるのです。


次回更新は、GW中を予定しております!