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健康診断の二次検査は必要?重要?

こんにちは!
札場(フダバ)と申します。

今回は、健康診断の二次検査がなぜ必要なのか説明していきます。
定期健康診断を受けている方がほとんどだと思いますが、二次検査になると、忙しさや面倒が理由に受診しない方も一定数おられるかと思います。

二次検査は自身の健康に関わる大切な検査ですので、必要性含め説明していきます。

それではどうぞ!!


二次検査の重要性

一番の問題は、病気が見つかることを恐れたり、忙しさ等を理由に再検査を受けに行かないことです。放置しておいて、自覚症状が現れたときには手遅れになっている場合もあります。これでは何のために健康診断を受けたのかわかりません。「再検査」と言われたら、結果表の指示に従って速やかに対応することが大切です。自分の体は自分自身で管理するしかありません。

人生100年時代といわれる今、健康長寿を目指すために生活習慣病を予防し、早期発見・早期治療につなげる健診、再検査の受診は欠かせません。


健康診断の二次検査に関して、以下の記事にまとめていますので是非ご覧ください。


受診者の現状

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(平成26年)によると、20歳以上で過去1年間に健診や人間ドックを受けたことがある人は、男性が72.2%、女性が62.9%となっています。受診率は男女ともに50歳~59歳が最も高く、男性で83.2%、女性で68.7%に上ります。
 しかし、7割以上の人が健診を受けているものの、健診結果に無関心、数値が基準値から外れていても気にしない人や、さらに要再検査を指示されてもそのまま放置してしまう人もいるようです。受けた健診を無駄にしないためにも、必要に応じ二次検査を受け、健康保持・増進に生かしていきたいものです。


二次検査の指示があれば必ず受診を

健診結果で基準値を外れた項目があった場合は、必ず指示に従いましょう。要再検査と診断されても必ずしも病気ではなく、その後生活習慣を改善することで数値が基準値に戻ることもあります。しかし、そのまま放置してしまうと、病気を招くリスクが高くなります。また、労働安全衛生法で、健康診断で異常な値が出たのにもかかわらず、放置していると、何かあったときに労災として認定されないということもあります。


有所見率は

定期健康診断を受診した労働者のうち異常の所見のある者は、2020年は58.5%に達し、半数以上が有所見者という状況です。また、脳・心臓疾患による労災支給決定件数も高水準にあり、脳・心臓疾患の発生防止の徹底を図る必要があります。

「定期健康診断結果報告」の2020年のデータにおいて、有所見率が高かった検査項目の上位5つになります。

1.血液検査(脂質)
2.血圧
3.血液検査(肝機能)
4.血圧検査(血糖)
5.心電図

厚生労働省「定期健康診断結果報告 定期健康診断実施結果(年次別)」

上記より、生活習慣病に関連する項目が上位を占めています。


まとめ

今回は健康診断の二次検査に関する必要性について説明しました。

健康な状態で生活するためには、病気の予防が欠かせません。
上記でも述べた様に、有所見率も高く、様々な病気のリスクが存在するのが現状です。今一度、健康診断の存在意義を理解し、必要に応じて再検査を受けることが重要になります。



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