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季節の機微を楽しめる暮らしがしたい

ワーママの食を支えるサービスをnoteにあげていることが多いが、理想の暮らしはこうだ。

  • 旬のお野菜や果物を取り入れた季節の香りが感じられる食卓にしたい

  • その喜びを家族で分かち合いたい

現実はどうなっているかというと、まず、旬のお野菜や果物は、夫の実家から送られてくるので手に入る。

だが、一番美味しそうなときを逃さないすべを知らない。
たとえば、今、うちにはおばあちゃんが送ってきてくれたデコポンがある。
農家さんが丹精込めて作ったもののようで、とても美味しそうだ。

1個食べてみると、酸っぱい。デコポンって、すごく甘くなかったっけ?一緒に送られてきた説明書を読むと、袋に入れて貯蔵することで酸抜きという操作ができるそう。やってみても、全然酸が抜けていくどころか、傷んできたのかシミができてくる始末。

ああ、また一番美味しい時を逃してしまった。どうせ美味しいものがあっても上手く食べられない、という気分になってしまう。


2点目の家族と分かち合いたい、という理想については、夫は送られてきても、私が皮をむいたり食べやすい姿にしてあげないと、手を付けない。私が忙しかったりすると、しわしわになった作物たちが段ボールの中から見つかる始末。とても悲しい。

子供はというと、偏食でそもそもお野菜や果物を喜んでくれない。

私の前職は食の仕事で、おうちに美味しい食べ物があると、職場で分け合ったりしてその喜びを分かち合うことができた。
そして彼らは食べ物をより美味しくいただいたり、美味しそうに魅せることが得意な人たちだ。その中で、私は腐らせてしまったり、うまく食べられなかった。

その仕事を辞めて、自分には向いていなかったんだ、と思い込もうとしていた。でも、色々な気象条件の中で、土壌の栄養分や色々な機微な動きの中で育った作物を心を込めていただきたいという思いは強くなる一方だ。

食って、心を込めていただくことでマインドフルネスを感じることに近いのではないかと感じる。少し思想っぽいけど、それが実現できることが理想だ。

お料理教室に通おうかな?そもそも頂きものが届いたら、それに向き合う時間をしっかりとろうかな。
旬は、仕事の繁忙期など関係なくやってくる。その機微を、感じられる時間を少しでも作っていきたい。

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