darkness【歌詞】

狂ってるのは君だよ

僕は正常さ

ほらこんなにも恐怖に怯(おび)えてるのに

君は狂気に眼を輝かせている

僕には君がそう見える

独りピアノを弾く

寂しさを紛(まぎ)らわすように

その横で君は奇妙に踊りながら頭を狂わしている

僕と言ったら、それを見て頭を抱えている

やっぱり、君は狂っている

こんな状況でよく踊っていられるんだ


息を吸ってはまた吸って動悸が乱れる

怖いよ、僕は君が

君から逃れられるなら何だってやるさ

たとえそれが罪だとしても

たとえそれが罰だとしても


shut up(黙れ!)

shut up(黙れ!)

shut up(黙れ!)

助けなんか誰も来ない

踊りながら僕をずっと見つめてる

恍惚(こうこつ)に見つめてる


雷が鳴って、近くで落ちた

君に落ちれば良いのに

僕があげたそのシルバーのネックレスに落ちれば良かった

君は不思議な顔をして、こちらを穴が空くほど見てる


眼が霞(かす)む

眼を擦(こす)る

赤い涙が手に滴(したた)り落ちる

何で僕1人しか居ないの?

確かに君がこのベッドに居たのに


狂気のピアノを弾いていたのは僕か?

窓の外は真っ暗な暗闇

雷なんて鳴っていない

僕は確かに生きている

心臓がここにある、確かにここに

君が持っているのは僕の心臓?

鼓動が聴こえない


頭が痛くて、倒れ込む

強い風が譜面を飛ばす

僕はただひたすらピアノを弾いていた

命を懸けて、命を懸けて

命を落とすほどにdarkness(暗闇)


意識を喪失(そうしつ)

十字架に括(くく)られてた

逃げれない

君は何者だ

『僕は・・・だ』

閃光(せんこう)が包んで意識が飛ぶ


気が付けば、ここは墓場

墓守りが僕を見て、顔を引き攣(つ)る

泥だらけの僕

蘇(よみがえ)った?

黄泉の国

勝手に汚れ役を押し付けた

『墓荒らしは2度死ぬんだ』

墓守りが備中鍬(びっちゅうぐわ)を持って迫って来る

息を切らして走る


墓守りを森の中で撒(ま)いた

遠くから声が聴こえる

惹かれるまま、疾走(しっそう)する

君が遠くに見えた

嗤(わら)って踊ってる

死人の顔をして

気が付くとそれは僕自身だった

僕は死んでるのか生きてるのか

正常なのか狂ってるのか

解(わか)らない解(わか)らない


けど逃げなくては

逃げなくては

何から?、僕自身?、君自身?、真実から?

とにかく逃げなくては

ああ、光が眩しくて眼が見えない

この世は僕には似合わない

あの世も僕には似合わない

居場所が見つからない、僕は一体誰?




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