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7日間のプチ休職という選択(中編)

前編はこちらから

せっかく自分で決断した休みなのだから、自分がやりたかったことをやろう、と「7日間でやりたいことリスト」を作成した。

そういえば私のやりたかったことって何だっけ?って思い返しながら。
ここに行きたい、あれをやりたい、ただゴロゴロだらけたい、、、
心に思い浮かんだものは些細なことであっても書いていった。自分に正直になるために。

リストに書いていったものは全部叶えるつもりで過ごそう、私のために。
そう決めて始まった7日間。まずは1日目から4日目までの備忘録。


1日目

この日は元々大学時代の友人と遊びに行く予定があった。(この日とその5日後が元々休みだったので、間を埋めるように4日間+1日で7日間休みにした)

和食展

国立科学博物館で開催されている和食展。コロナ前から友人が行きたがっていたし私も気になっていたので行くことに。食材や道具、歴史などと各項目から和食との関係性に焦点を当てていた。展示1つ1つも見ごたえがあり、和食好きの私でさえ、和食の定義って意外に広いのかもしれないと考えさせられる展示だった。

アマン東京のアフタヌーンティー

ずっと行きたかったアマンのいちごのアフタヌーンティー。アマンのアフタヌーンティーは今回で2回目なのだが、さすがとしか言いようがない。
2時間あっという間に堪能した。

シックなケーキスタンドにいちごの鮮やかさがうまくまとまっている。良き。

スイーツもセイボリーもスコーンもティーもどれもおいしかった。限定のアイスティーはいちごの風味ありながらすっきりとした後味が良かった。アミューズの苺のスープは甘酸っぱさと濃厚さがダイレクトに口いっぱいに広がり、ライチのエスプーマが苺の華やかな香りを一層引き立たせて、香水のような華やかさを堪能した。オマール海老のタルトは口の中にオマール海老の旨みが広がって幸せだった。スイーツはどれもおいしいのだが、いちごとベルガモットのタルトが特に今でも印象に残るくらいおいしいかった気がする。スコーンは焼きたてでここのクロテッドクリームはくどくなくて、ただただおいしい、、、。幸せだ、、、。

おいしいことはさながら、いちごの使い方や全体の構成やアマンの空間など勉強になった。和モダンとフルーツ好きには堪らないアフタヌーンティー。

プラネタリウム

癒されたいという友人のリクエストにより、もはや毎月行ってるんじゃないかていうくらい行っているプラネタリウムに連れて行った。
今回見た作品は観賞2回目だが、結局寝てしまう。癒されすぎて。恐るべきコニカミノルタプラネタリウム。

そのあと行きつけのフルーツどら焼き屋さんに連れて行き、最後は居酒屋で軽くご飯を食べて解散した。


その日の夜に事件が起きる。
自宅に帰り、シャワーを浴びた後でよりによって見てはいけないものを見てしまい、フラバと吐き気を引き起こしてしまう。(内容は「ほろ苦ココアにキスをした」の今後のネタバレになってしまう気がするのでここでは割愛)

友人に助けを求め、なんとか数分で落ち着いた。多分このままここに居てはいけない気がして、軽い動悸もありつつ、音楽で気を紛らわせながら現実逃避するかのようにそのまま外に出た。

2日目

前日、夜行バスに乗って大阪に向かった。普通あり得ないと思う。夜まで楽しんだその日のうちに夜行バスに乗ってどこか行くなんて。

でも、課長が放浪の旅とか言うもんだから、どこか遠くに行きたい、そうだ、京都大阪に行こうと休職を決めた日の夜に決め、夜行バスの日程調べ、スケジュールも組み。我ながらとんでもないフットワーク。

元々決めていたスケジュールとはいえ、半分現実逃避というか良くない出発の仕方をしてしまった。

大阪バレンタイン催事

大阪駅で降り立ち、午前中は大阪の百貨店でバレンタインの催事を見て気になったチョコを買った。
ずっと都内のバレンタイン催事しか見てこなかったので関東と関西では同じ百貨店でも出展ブランドが一部異なるのは面白く、関西にしかないブランド見つけるや否や興奮してしまった。

お目当てのチョコに加え、気になってしまった関西限定ブランドのチョコもゲットし、満足して京都へ出発。

and C

私が好きなカフェ。モクテルとスイーツを提供しているが、古着屋も併設されてる。淡色の空間がなんともナチュラルで落ち着く。

前回来た時、来客が多かったのもあり外のベンチで食べざるを得ず、どうしても店内の落ち着いた空間で食べたかったのだ。むしろ、ここをリベンジしたいがためだけに京都大阪日帰りを企画したまである。

今回いただいたのは、苺のフランボワーズのミルクフロートと苺とピスタチオのチーズテリーヌ。これがお昼ご飯(笑)

メニュー表もカトラリーも店の雰囲気と合っていて世界観を確立してて勉強になる。

これがまた美味しい。ミルクフロートは紅白で鮮やかだが、下層のいちご部分は透明感がありすっきりとした味わい。上層部のミルクやミルクジェラートと合わさることで満足感のある風味に変わる。

チーズテリーヌはチーズの濃厚さがありつつピスタチオの食感や色合いが鮮やかないちごを引き立ててくれる。これがグルテンフリーということに驚きだ。満足感のある一皿。

ここのモクテルはレベルが高いと思う。前回テイクアウトで金木犀のレモネードを頂いたのだが、金木犀の香りとオレンジの効いたレモネードが喧嘩することなく1口で美味しいと感じるレベルで感動した。ジュースでもなく、ソフトドリンクでもなく、ちゃんとモクテルだった。

ここは割とどれもインスタ映えするモクテルやスイーツではあるが、私はモクテルもスイーツもお店の内装も世界観も全て含めて好きだ。大好きな世界観の中、スイーツとモクテルを堪能し満足した。

bar 奥

たまたまSNSでこのお店のことを知り、内装が落ち着いていて京都らしさもあったので気になってしまい、日帰り旅の締めとして訪れた。

バーに行くこと自体2回目の初心者だが、バーテンダーさんは気さくな方で良かった。

「季節のフルーツ使って、アルコールは弱めで、どこか京都らしさを入れて」という無茶なオーダーをしたところ、金箔が乗ったいちごと京都の日本酒を使ったフローズンカクテルが。

無茶なオーダーからこのクオリティが出てくるのはさすがとしか言いようがない、、、

これがなんとも美味しい。一口目は日本酒の風味が来るがアルコール感が強くなく、それ以降はいちごのフレッシュさがありつつ穏やかな味わい。ほろよいの心地よさのまま店を後にした。ごちそうさまでした。

予算は決めていたとはいえ、この1日だけで15000円も使ってしまった。しかも7割くらいはチョコに費やした。恐ろしい、、、でも、日帰りでも行く場所とか絞ってしまえば十分楽しめることが分かったので、今後もふと行きたくなったらまた行こうかな、、、。

3日目

夜行バスで戻ってきて、自宅に帰りシャワー浴びて実家に向かった。とにかく眠かったので昼寝して美容室に行った。いつものお姉さんはいなかったけど、いい感じにしてもらった。夜ご飯を食べて割とぐーたらな感じで過ごした。せっかくの休みなのだから、こんな日があってもいいはずだ。

4日目

この日は買い物デー。洋服とか日用品とか買った。欲しいもの見つかったりいまいちだったり。懐かしの中華屋さんでお昼ご飯を食べて実家に帰り、昼寝をした。

なんだかんだで、3日目と4日目は実家でゆっくり過ごせた。1日目2日目が怒涛過ぎたのかもしれないが(笑)

そんな感じでプチ休職前半が終了。後半へ続く。


後編はこちら