見出し画像

愛される後輩のススメ

はい、こういう輩がnoteやSNSに溢れます。

「いっちょ、オレが先輩として新入社員に教えといてやるか」と、みな一斉に「新入社員のススメ」と言う記事を書き始めます。

はい、この記事もそれと全く同類です。
ではどうぞよろしくお願いします。

愛すべき後輩たちへ

さて、今回の表題は「愛される後輩のススメ」です(一応、定義としては「先輩や上司が仕事終わりつい誘ってしまうような後輩」を指します)。

新入社員にとって、最初の先輩や上司に可愛がられるかどうかってすごく重要です。

ましてや「嫌な先輩だったらどうしよう」とか「上司にパワハラ・セクハラされたらどうしよう」なんて考えたりもします。

でも安心してください。この超有料級のnoteさえマスターしておけば、先輩や上司から可愛がられること間違いなしです。

そのためにはもちろん、基本的なビジネスマナーや挨拶、敬語や会話のキャッチボールができることは必須です。

それができないようであれば、白亜紀からやり直してください(ちなみに三葉虫はカンブリア紀です)。

心地よい返事には神が宿る

これはもう無料でできるし何と言っても気持ちがいい。

「○○さん!」って読んだときに遠くから「はい!」なんて聞こえると、もうなんか耳の中がキレイになったように感じます。

全然こっちを見なくてもいいんです、パソコンの画面を見ながらでもいいのでちょっと大きめに返事してみてください。

遠くから気持ちのいい「はい!」が聞こえるだけで、先輩側も「あ~彼(彼女)の名前を読んでよかった」とつい思ってしまうはずです。

そのくらい返事というものは重要です。神が宿ります。

そんな私も実ははいマスターでした。なんなら「はい!」の返事だけで飯が食っていける、そのぐらい「はい!」を極めていたと言っても過言ではありません。

仕事ができない私でしたが、たまに「はい!」の返事に対して、「気持ちいいね」なんて言われることもありました。

そのときが嬉しいのなんの。返事1つにしても相手に良い印象を与えることができるということを知りました。

知っていることを「知っている」というバカ者

「後輩たちはバカでいて欲しい」これはきっと先輩たちの切なる願いなんでしょうね。

「いやいや後輩は優秀なほうが嬉しい」という先輩もいるかもしれません。でも本当にそうでしょうか。

例えば、仕事で使うフレームワーク(ビジネスの考え方みたいなもん)について、先輩が後輩に教えるとき。

「あ~知ってます」なんて後輩に言われたら、まあ苦笑い。別に知っていることは悪いことではありません。むしろ良いことです。

でもなぜかわからないけど良い印象にはならない。きっと後輩に教えてあげるという行為自体が先輩にとっては嬉しいのだと思います。

それを裏切られたというと変ですが、可愛げのないヤツというレッテルを張られる可能性もあります。

なら、先輩のその教えたい欲を満たしてあげましょう。

「仕事は効率よくするもの。既に知っていることを教えられるのは効率が悪い」という方もいるでしょう。

そんなあなたは効率性にとらわれて人の心を失っています。

結局、仕事で大切なのは仕事ができるかどうかじゃありません。人間関係です。

嫌いな人とのごはんをがマズく感じるように、嫌いな人と仕事をすると嫌な気持ちになります。

先輩に愛される後輩を目指すのであれば、知っていることを「知っている」とは言わず、知らないフリをしましょう。能ある鷹は爪を隠す。

新入社員は好奇の目で見られる

やっぱりどれだけ先輩でも新入社員はどんな人か気になるモノです。

配属前から新入社員について噂が飛び交うのは普通です。男か女か、顔はどんなか、どこの大学を出たか、どんな特徴を持っているかなど。

3月ごろ、ちょうど今頃ですね。毎年必ず話題になります。そのくらい新入社員は好奇の目で見られます

「え~そんなの嫌だ」と思うかもしれませんが、人間やっぱり一緒に働く人間がどんな人か気になるモノです。

きっと2年目3年目になってくると、新入社員ってどんな人だろうって気になってウズウズしてきます。そのくらい普通のことです。

じゃあその好奇な目にどれだけ応えられるか。この応えられた度に応じて、今後の仕事のやりやすさが変わってきます。

特に力を入れて欲しいのは以下の2つ。
①趣味
②どのキャラで行くか

まず①趣味ですが、これは本気で考えてください。読書や映画鑑賞なんてものは趣味ではありません。日常です。

まず考える軸としては、興味を持ってもらえそうか、その後の会話につなげられるかが大きなポイントです。

例えば、大阪駅をひたすら歩きまわることとかゲテモノ料理を食べまくるとか換気扇の匂いでその家の晩ごはんを当てるとか。

まあ面白いのであればクリアです。

続いて②どのキャラで行くか、これが本当に本当に重要です。これを間違えると今後の仕事に影響します。

まずあまり意見を言わないキャラで行くと、今後も意見は言いづらくなるということは覚えておいてください。

私は会社員の頃、あまり人前で意見は言いませんでした。というのも、最初におとなしめのキャラで進んでしまったために、意見が本当に言いづらい。

急に意見を言い出したらきっと「おっ、珍しく意見を言ってる」なんて思われると思うと、なんか恥ずかしい。

本当になんか恥ずかしいんですよね。振られたときはもちろん意見を言いますが、自分から意見を言い出すのがなんかできないんですよ。

そのくらい最初のキャラに引っ張られることもあります。だから最初のキャラ選びは熟慮して選んでください。

無理に明るいキャラを演じても不自然で、気味悪がられるので今までに演じたことのあるキャラで行く方が無難です。

どうせなら先輩に好かれるようなキャラを選んでください。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?