東京都北区の北部にある北赤羽。新河岸川の上に「北赤羽」駅がある珍しい駅です。

赤羽口を中心に商業施設や公共施設が集約され利便性の高いロケーション。そして、大型医療施設も身近で安心の環境が整っています。

交通アクセスの利便性

「北赤羽」駅は、埼京線の1路線しか使えない駅ですが、

ビッグターミナルに直結する「池袋」駅まで15分以内（最短11分）、「新宿」駅まで19分以内（最短17分）、「渋谷」駅まで25分以内（最短21分）と乗り換えなしで行けます。

北赤羽駅から1駅の「赤羽」駅では、JR上野東京ライン・宇都宮・高崎線やJR京浜東北線の路線が利用できるため「東京」駅や「品川」駅にもアクセスできるため通勤・通学がしやすいのも魅力です。

また、「大宮」駅や「東京」駅には新幹線が接続しているため出張や旅行に行く際にもとても便利です。

つまり、都内の主要駅にスムーズにアクセスが可能なため交通の利便性が高いといえます。

北赤羽駅周辺の人口・世帯推移（5年間）

つぎに、北赤羽駅周辺の人口・世帯推移を見てみましょう。

北赤羽駅周辺（以下、駅周辺）とは、赤羽北1丁目から3丁目を含むエリア（赤枠内）となります。

まずは北区の人口ですが、
ホームメイト調べ（12月11日閲覧）によると355,213人で、東京23区の中で第11位で、人口は多すぎず少なすぎずの区となっています。

そして駅周辺の人口は、コロナの影響を受けてか2021年は人口は188人減少（△1.2％）しましたが、その後は増加となりコロナ前と同水準となっています。

一方、世帯数はコロナの影響をほとんど受けていないため、駅周辺には単身者が増えていると考えれらます。

土地の公示地価・基準地価の総平均

下表は、北赤羽駅付近（※）の公示地価・基準地価の10年間の総平均推移で、土地価格の傾向をグラフ化したものです。

※北区赤羽北、北区赤羽台4、北区浮間1、北区浮間3、板橋区小豆沢4の地点（標準地／基準地）

ここ10年間で土地価格は23％（75,250円/m2）も上昇したことがわかります。

地価が上昇する要因には、「再開発（都市開発）、交通機関の整備（新線・延伸・新駅）、人口増加、インバウンド需要」などが挙げられます。

この10年間で土地の価格が上昇した理由としては、人口が約1,100人、世帯数は約1,850世帯も増えたこと、つまり人口増加だと考えられます。

とくに世帯数が増えていると言うことは、住宅や賃貸に対する需要も増えているということです。

生活利便施設と自然の両方を享受できる環境

駅周辺は、繁華街がなく住宅街が広がっているので静かで落ち着いた暮らしをしたい方に人気のエリアです。

また、医療機関も充実しているためまさかの時にも安心で、暮らしに必要な利便性を兼ね備えた住環境です。

ここからは、駅周辺の3つの魅力について見ていきましょう。

1．駅周辺での買い物・飲食店などが充実

北赤羽駅の出口は2つ、
「赤羽」寄りの出口が赤羽口、そして「浮間舟渡」寄りの出口が浮間口となっています。

まずは赤羽口から見ていきましょう。

■赤羽口
最初に紹介するのは、改札から徒歩２秒に店舗を構えている居心地の良さが自慢のお店。中華料理店「ニューヨーク飯店」。

このお店は、クラフトビールと自家製の餃子が楽しめるお店です。
とくに餃子は、雑誌「おとなの週末」6月号の ” 絶品餃子特集 ” に掲載されることあってとても美味しく女性客にも人気です。

すぐ隣の大きなマンションの1階には「アクトピア壱番館モール」というショッピングモールが入っています。

気軽に立ち寄れるファストフードや薬局などがあり駅前にこうした施設があると、仕事帰りに寄ることもできるので便利ですね。

そして、地元に愛され33年の歴史がある人気うなぎ店「まるます家 北赤羽店」。

このお店は、赤羽の名物酒場「鯉とうなぎのまるます家 総本店」から暖簾分けしたお店で1990年に開業しました。

総本店同様うなぎ料理を看板に掲げていますが、おつまみも豊富で、そして良心的な値段とサービスにも定評がある地元の人気店です。

■浮間口
出口を浮間口に変えて、徒歩1分のところにある昔ながらの老舗喫茶店「珈琲店燕里」。

創業は1985年と古く地元の人気店。珈琲店と謳うだけあって注文を受けてから丁寧にハンドドリップで珈琲を抽出しており本格珈琲のお店です。

そして、手作りケーキや自家製パンも人気で美味しく、ほっと落ち着くレトロな喫茶店です。

■スーパーマーケットが充実
赤羽口から出て徒歩2分に「まいばすけっと 北赤羽駅南店」があります。

また、その近辺にも「ライフ アクトピア 北赤羽店」もあるので日常の買い物を身近で済ませるこができます。

遅くまで営業をしているので、日々の忙しい社会人にとっては毎日の買い物に非常に便利な環境となっています。

2．医療機関が充実

駅周辺の病院を挙げると「東京北医療センター」、そして「浮間中央病院」という総合病院が赤羽口にあります。

地域中核病院があるためか皮膚科、耳鼻科や歯科医院などのクリニックが点在しているので病院探しにはあまり困らないと思います。

万が一病気や怪我をしても安心して暮らせる環境です。

3．自然が豊かな北赤羽

北赤羽駅の北側にある新河岸川・荒川の2つの河川が流れており、川沿いの街ならではの開放感を感じられます。

この2つの河川敷は非常に広く、平日・休日問わずジョギングやサイクリング、散策などが楽しめるので、スポーツ好きや健康志向の方にもいい環境です。

また、荒川河川敷の「荒川岩淵関緑地バーベキュー場」では、自然に囲まれた環境でのバーベキューを楽しめます。

再開発が進む北区「赤羽」

東京の北の玄関口ともいわれる「赤羽」。

駅周辺は安価で楽しめる居酒屋などの飲食店が建ち並ぶ繁華街として発展してきましたが、老朽化にともない再開発で生まれ変わります。

その場所は、赤羽駅東口にある ” せんべろ ” で有名な赤羽一番商店街を中心に進められる予定です。

赤羽東口地区まちづくり

「赤羽一丁目市街地再開発事業」での計画区域は、「第一地区」・「第二地区」・「第三地区」と３つの地区に分かれています。

第一地区、現時点での施設建築物の建設等スケジュールは、令和7年10月の除却整地工事着工、令和11年6月の新築工事完了が予定されてい ます。

• 第一地区（最高高さ約110m）：住宅や店舗などに使われ地上26階、地下1階で住宅戸数は約300戸※現時点における検討案（令和4年3月23日）

そして、赤羽一番街を挟む第二地区・第三地区と再開発が行われていく予定です。

参考元：北区HP「赤羽一丁目における市街地再開発事業について」

再開発での周辺地域の市況変化

では、なぜここで赤羽の再開発の話をしたかといえば、往々として周辺地域の市況が変化することがあるためです。

とくに再開発によって商業施設などが整備される場合は、その地域へのアクセスが良い周辺地域についても地価や賃料の上昇が期待されます。

その地域に通う人や利用したい人が周辺地域に住もうとすることで、賃貸需要の向上が見込まれるためです。

つまり、再開発が行われるとその周辺地域においても利便性が上がり、人口が流入することが予想されることで、資産価値の上昇が期待できるということです。

まとめ

北赤羽駅周辺の様子についてまとめると以下となります。

• 交通の利便性が高い

• 生活利便施設の充実・自然も多く、安心して暮らせる住環境

• 生活に必要な買い物が全て揃う

このことから、北赤羽は暮らしやすい住環境が整っていることがいえます。そして、駅から5分圏内の物件 + 閑静な住宅街は稀少性も高いといえます。

また、再開発が行われる周辺地域は、将来の賃貸需要の増加や地価の向上が期待できる可能性があります。

今後の発展と利便性の向上で資産価値が期待できるエリアになるのではないでしょうか。

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