雑談: 民訴の弁論主義は、婚活の察して女子が学ぶべきだと思った話

民訴を初めて勉強してその難しさに毎日ヒーヒー言ってます。
大学で民訴をとった記憶がさっぱりないので多分初めてのはず…え、必修にないですよね?!

今は弁論主義について講義受けてるのですが、なんだか婚活でよく聞くテーマと似通ってるものがあるなと思いました笑

弁論主義は当事者が証拠・事実を集めてくることであって、第一テーゼで「裁判所は、当事者が主張しない事実を判決の基礎とすることができない」としています。
つまり、裁判所は提出されてきた証拠・主張のみにもとづいて判断するわけですが…
これって婚活に蔓延る察して女子は弁論主義に違反してないかと思ったんです笑笑

というのも、察して女子はたとえば「付き合って1年以内に結婚の話を出さない男は結婚する気はない」「奢らないってことは付き合う気がない」など、SNSに蔓延してる謎理論を信じ込んで、それに満たない男性にその理由を伝えることなく切っていくわけです。
でもこれってちゃんと男性に直接向き合って聞いていれば、「いやいやそんなつもりないよ!!」ってことになりかねないのです。

男性は何も言ってないにも関わらず、女性側のなかば「妄想」によって、「〜してくれないってことは〜ってことだ!ありえない」と怒り出すのはよくありますよね (私もこの傾向ありますw)

裁判所でも同じことが起こってしまうと、裁判官が「原告はこの主張しか出してないけど、きっと〜を求めているに違いない…だからこの判決にしよう!」と求めてないことを妄想によって導き出したりなんかしたら、「不意打ち」になってしまいますよね。

規範的要件と弁論主義も同じ。
要件を基礎付ける具体的な事実が多岐にわたるものは、規範的要件そのものでなく、それにもとづく具体的な事実を主要事実としてとらえるべきとされてるらしいです。

これも「近いうちに結婚も考えたいね〜」という男性の話を間に受けて、「あと半年以内に結婚できる♡」と脳内変換してしまうと危ないわけです笑
近い=どのくらい?
考える=籍を入れるってこと?
などもっと具体的に落としこまないと、認識のずれが生じます。

裁判でこんなことが起こってはいないから、できるだけ具体的な事実を主要事実とするわけですよね。

釈明も同じ。
「近いうちに結婚も考えたいね〜」と言われて脳内変換でポジティブに捉えるのでなく、それっていつまでに何をするってこと?と「消極的釈明」をして問いたださないと、両者にとって不幸な勘違いになりそうです。
婚活における判決は結婚するかしないかですが、男性の何気ない発言でアウト判定をしてしまうと、「ええーそんなことなかったのに…」となりかねず、ある意味「釈明義務違反」になるのではないでしょうか笑

ようは裁判も婚活も人と人なので、コミュニケーション不足を解消して、同じ認識で議論できるように頭の中のことを共有しようね、ってことなのかと思いました。
お互いが常識だと思ってること、思い込んでることは思ってるだけでは伝わらないので、どんな小さいことも議論のテーブルにのせて、決して妄想によって議論が飛ばないようにすることが趣旨なのかなと。

以上、あまりに民訴が難しいので、こんな「妄想」によって楽しく乗り越えようとするしがない社会人の戯言でした笑
まだ弁論主義について知ったばかりなので全然違ったらご指摘ください笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?