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【若手向】【仕事術】『アウトプット』だけでなく『インプット』と『プロセス』を合意する

(このnoteは3分で読めます。約2,200文字)
仕事をする上で重要なやり方やTipsなどは多く存在します。相手と『アウトプット』を合意することなどがその1つの例でしょう。私自身、初めて配属された部署の上司とのコミュニケーションにおいて、依頼された仕事の『アウトプット』を上司とすり合わせていなかったために痛い目を何度も何度も見ました。それ以来、何か依頼された場合にはその場でどんな『アウトプット』をイメージしているかすり合わせるようにしました。

相手と『アウトプット』について合意することは基本的なことですが、これをしっかりやることができる若手は意外と少ないものです。さらにもう一歩進んで、『アウトプット』を合意した後に『インプット』と『プロセス』まで合意する若手はほとんどいません。

このnoteは、仕事を振られたときに『アウトプット』に加えて『インプット』と『プロセス』を合意しておくことの重要性について1年目~3年目の社会人向けに書きます。

✅1、何はともあれまずは『アウトプット』を合意すること

『インプット』と『プロセス』について書く前にまずは『アウトプット』を合意することの重要性については話をさせてください。やる気に満ち溢れる若手社員である皆さんは、上司から『○○さん、MM月DD日までに次の打ち合わせ資料作っておいて。』仕事を振られたとき元気いっぱいに『分かりました!』と答えることでしょう。

とりあえず『YES』から始めることはとても重要なので問題ありませんが、上司がどのような『アウトプット』を期待しているかしっかり引き出してください。打ち合わせ資料はどのぐらいのボリュームを想定しているのか。どこまでの粒度の情報を記載するのか。打ち合わせ時のカンペになるぐらいに情報を記載した方がいいのか。など様々な疑問点が浮かびます。

こういった『アウトプット』のイメージが共通認識となっていない状態で仕事を進めようとすると事故が起きてしまいます。上司など仕事を振った当の本人と『アウトプット』を合意することは、仕事をしていく上で重要なやり方の1つです。


✅2、『インプット』と『プロセス』について合意すること

仕事を振られた最後に『念のため『アウトプット』イメージのすり合わせをさせてください。』と言えることはちゃんと仕事をしていく上で基礎的な事項の1つですが、これをちゃんとできるだけでも『おぉ』と感心します。『アウトプット』の合意ができるだけでも1歩先を行っているのですが、もう1歩先に進むためには『インプット』と『プロセス』について合意することが重要です。

例えば、先ほどの打ち合わせ資料の例で考えてみましょう。上司から仕事を振られ、『アウトプット』について合意したあなたは早速仕事にとりかかろうとします。その時、『あれ、この情報ってそもそもどこから持ってくればいいんだっけ?』と手が止まってしまうことがあるでしょう。そのほかにも『他チームの調査結果が出ていないとこの資料を作ることはできないけど、調査結果が出るのは打ち合わせ予定日の翌日で間に合わない。どうしよう。』と迷ってしまうこともあるかもしれません。また、『アウトプット』のたたき台を上司に見せたときに『何でそんな手順でやっているの?』と言われることもあります。

これらの問題は、どのような『インプット』(参考資料・前提情報)を用いて、どのような『プロセス』(手順・順序)で『アウトプット』を作っていくのかが明確になっていないがゆえに発生する問題です。

仕事を振られたタイミングで『アウトプット』だけではなく、『インプット』と『プロセス』まで合意することができれば、その仕事は手を動かすだけのタスクにまで分解できるはずです。


✅3、仮説ベースで上司の頭の中の『インプット』『プロセス』『アウトプット』を引き出す

上司から仕事を振られたタイミングで『インプット』『プロセス』『アウトプット』の全てを明確にしようとすると結構時間がかかると思います。本来仕事を振るとは、そのぐらい工数がかかることなのです。

ここで、上司から仕事を振られたタイミングで『インプット』『プロセス』『アウトプット』を合意するときのコツについて少し書きます。ストレートに『イメージしている『アウトプット』は何ですか?』『この仕事を進めるために必要になる『インプット』情報は何ですか?』などと上司に聞くと『こいつ、全然頭使おうとしてないな。』とマイナス印象を持たれてしまう可能性があります。

それを回避するためには、仮説ベースで話すことがオススメです。例えば、『今振っていただいた仕事の『アウトプット』としてはこんなイメージをしているのですが、合っていますか?』『この『アウトプット』を出すためには『インプット』情報として○○や××などの情報が必要になると思うのですが、他にもありますか?』『□□の手順で進めていこうと考えているのですが、もっと効率の良い方法はありそうでしょうか?』とこちらの考えを確認してもらうスタンスで話すと良いです。


✅4、まとめ

私の体験をもとに、若手社会人向けに仕事を上司から振られたときに明確にすべき3つのことについて書きました。上司だけでなくクライアントと話すときにおいても『インプット』『プロセス』『アウトプット』を考えるだけで思考が整理されると思うのでオススメです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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