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時代のせいにしないこと

みなさん、
おはようございます。



日本では四連休が控えているようで、
いつもよりも、気持ち軽やかな一週間でしょうか。


僕は最近、
SNSなどもチェックしながら
世界の人々のつぶやきをチェックしてるんです。

仕事で人間関係に悩む人もいれば、
新しい希望に胸躍らせる人の声、
大切な人の死に涙する声も聞こえる。

ニュースのように情報が整理・編集されたものとは違い、SNSの言葉には、今を生きる人たちの生の声が伝わってくる。

そんな中でも、
僕がどうしても最近気になってしまうのが、
何でも「時代のせい」にしてしまう人たちの声なんですね。



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僕がこの「note」を続けている理由の一つに
この場所では「前向きな発信」をされている人が多いからなんですが、
その一方で、ツイッターやYoutubeを見ていると、他人の投稿を誹謗中傷している人が多いと感じるんですね。

うまくいっている人の記事を妬んだり、
自分の考えもなく政治に不満をぶつけたり。

自分がうまくいかないことを
他人のせいや時代のせいにしている人の声が
多いと感じるんです。

昨日の「言の葉 #044 」でも綴っていますが、時代や不況のせいにしていてはどうにもなりません。

全てはその人が世の中を
どのように見ていくかだと思うんですね。

だって今の時代が
僕たちの生きていく場所なんだから。
自分たちの舞台を貶してはどうにもならないと思うんです。

時代に嘆くのではなくて、
今自分にできることはないか。

経験が浅くても、若いなりの何かができる。
お金がなくても、お金を使わない何かができる。
病気であっても、大切なことと向き合う時間が持てる。

そんな気持ちを持って、毎日を積み重ねていくだけで、状況は打開できると思うんです。



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例えば景気が悪いといいますが、
いつの時代だって景気が悪い時なんてのはありました。

現代の僕たちでも想像できないほどの不景気、
あの経済恐慌の中でさえも、世の中のために活躍して、人々の暮らしを豊かにした人はいます。

皆さんは、
世界で一番大きいスーパーマーケットチェーンをご存知ですか?
アメリカにあるウォルマートという企業です。
そんな大企業を作り上げた創業者のサム・ウォルトンはあの大恐慌の時代に少年時代を過ごした人物なんですね。

彼の家はけっして裕福ではありませんでした。
自身も小さい頃から色々な仕事をしていたんですね。
実家の搾乳の仕事を手伝ったり、
放課後にそれを配達して回ったりしていたようです。

彼の父親は真面目で誠実な人物だったそうで、
家族を支えるために地道に働いていた人でしたがそれでも大恐慌の時代には全ての仕事を失います。
彼は幼い時に世界恐慌の中で、世の中の現実を見ていました。

幼ながらに働くこと、事業によって
世の中を豊かにすることを考えていたのかもしれません。

当時は、子供が家族のために色々な仕事をして家を支える。
それが大恐慌時代の人々の当たり前の姿でした。

その後、ウォルトンは大学で学位をとった後に1940年、当時の大手百貨店だった「JCペニー」に就職し小売業のノウハウを蓄積していきます。
その後も、小売の成功者の近くで多くを学び
自らも事業を始めることになるんですね。

彼はどれだけ不況でも、
時代のせいにすることだけはありませんでした。
どんな状況でも、できることを一つ一つやってきた。

もっとお金をうまく回す方法はないかと「融資のお金」と「商売で得た利益」をうまく循環させる仕組みを考え続けたり、
商品をスムーズに販売するために、当時の新技術であったバーコードもいち早く取り入れます。また、衛星システムを使った徹底した物流管理でコストを抑えることも当時は新しい試みでした。

どんな時だろうと、
「その時にできること」を続けていくことで
世界を誇る小売チェーンにまで成長していった。
それが今のウォルマートの姿です。

どんな時でも、
やるべきことはなにかあるはず。

彼の姿からそのようなことを学びます。

ちなみにこのコロナの最中でも、
ウォルマートは盤石な流通システムのもとで
人々に商品を届け続け、人々の生活を支えていますが、これも、創業時代からの地道な「今できること」の蓄積によるものなのだとも思うんですね。




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あの世界恐慌の時代にすら
そういった姿勢で日々を送ってきた人がいる。

僕たちも彼らと同じ人間です。

それでも、
僕たちは時代を言い訳にできるでしょうか。


確かに、これからの経済には不安はあります。
でも少なくともウォルマートが送った少年時代のように世界恐慌レベルの不況の中にいるわけではありません。

あの時代と比べれば、
今はまだまだ恵まれている時代。

また。現代では「AIに仕事を奪われる」なんて声も聞こえて来ますが、
それだって、世の中を豊かにしていくための技術革新の一部なんです。
それは悩みではなく、新しい希望であるはずです。

個人レベルからでもできることは
たくさんあるのではないでしょうか。

・何かを学んでみる
・新しい人と出会う
・目の前のことを少し改善してみる

身近なところに
「今できること」はたくさんあります。

僕自身への自戒も込めて、
日々そのようなことを思うんです。





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僕は今この孤島で、
ある果実を実らせようと育てているんです。


そんな一つの果実を育てる中にも
「今できることはなにか」を考えることがあるんですね。


雨ならば、雨の日なりに、
晴れならば晴れの日なりにしてあげることがある。
嵐だからと放置していれば腐って朽ちていくかもしれない。
常に手をかけることで
美しい実になるわけです。

だから美しい実りのために
今できることは何かを考え続けなければならない。

そんな単純で大切なことを
この場所は教えてくれるんですね。






今日もこちらは快晴です。

どうか、みなさんの気持ちも晴れますよう。




良い時間を送ってください。





遥か孤島から感謝を込めて。






いつもありがとうございます。


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最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。