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言葉の羅針盤【第5話】

昔から色々な物語に惹かれてきました。

幼い頃は「イソップ物語」、
ルイーザ・メイ・オルコットの
「若草物語」にも夢中になりました。

「物語」という心地のいい響きに誘われて、
そして、その世界に入り込むことで、
今日までの自分を支えてもきました。

主人公を通じて、
現実の自分とは違う生き方に触れていくことにも
喜びと憧れを感じていました。

そうした中で、日々の自分の考えも深まりながら、
時に感覚も磨かれていったのだろうと思うんですね。

皆さんもすでにお気付きのことだと思いますが、
このnoteのタイトルには「物語」という言葉がついています。

僕もまた、ひとつの壮大な物語を
この場所で綴っていきたいと思っているんです。

その想いの根底には、
恐れ多くも日本の古典「源氏物語」の存在があります。

どうして源氏物語がこのnoteと関係があるのか、
僕がどのような思いで言葉を綴り続けているのか。

遥かフランスの地で出会った
ある女性と源氏物語の思い出とともに、
お話をさせていただきます。

今までの中で最も長いお話になります。
どうか、ゆっくりと読み進めてください。

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