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図書館が恋しいので、部屋につくることにしました。

図書館に行けないのなら、自分の部屋に図書館をつくろう。

1か月以上休館している図書館があまりに恋しくて、自分の部屋にブックコーナーを作ってみた話です。


図書館が恋しい。

図書館が休館して1か月以上たつ。ふらっと立ち寄れない日々が続くのがつらい。

6月のはじめ、6月20日まで休館が延長すると知った日、
図書館に行けない日々があと20日も続くのかと気が遠くなった。

早くあの、本に囲まれて、ここにある本はぜんぶ読んでいい、どれを選んでもいい、という安心感に包まれたい。

気になった背表紙を手にとって、借りるかどうか吟味して、借りても読まないかもな…とか迷って、
結局本棚に戻したり、やっぱり借りようと思いなおしたり。

本に向き合う時間は幸せで、思った以上に私に必要な時間だったらしい。

だから、図書館が休館になってしまったことに、思わぬダメージを受けていた。


自分の部屋に図書館をつくろう。

図書館に行けないなら、自分の部屋に図書館をつくろう。

休館の延長を知ったとき、ふとそんなことを思い立った。

思い立ったが吉日。
帰宅するなり、「部屋に図書館を作るってよくない??」と母親に言いだし、手ごろな本棚を物色し始めた。

母親には、「目がきらきらしてて、ほっぺたがぷりぷりしてるよ」と言われた。
いきいきしてる私を見ると、たいてい母はそう言う。
ほっぺたのおにくは放っておいてほしいといつも思う。

母の言葉を聞き流し、どうすれば実現できるかわくわくしながら考えた結果、ブックコーナーを設けることにした。

クローゼットの上に、本棚を置いて、文庫の小説を集めて並べるブックコーナー。

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ラインナップは、家にあるけれどまだ読んでいない本と私の殿堂入り小説。

割合で言えば、並べた本のうち2/3がまだ読んでいない本。
親が本好きなこともあって、結構な数の小説が家にはある。
家族で本を共有していて、さらに父親がちょいちょいと小説を買ってくるので、読む本には困らなかったりする。

残る1/3は私の中で殿堂入り認定している小説。
大切で、手元に置いておきたくなるような本たち。
「わたしの大好きな小説。」で紹介した本は、いわずもがな私の殿堂入り本です。

あとはお気に入りのポストカードも飾ったりして、ブックコーナーの完成。


ブックコーナーをつくってみて。

本が並んでいる。たったそれだけのことなのに、元気をもらえる。

パワースポットというとおおげさだけど、クローゼットの上が急にお気に入りコーナーになった。

部屋に入るたびなんだか嬉しくなるのだ。


そういえば、私の部屋だけでなくキッチンにも変化があった。

このブックコーナーの本棚はもともとキッチンの小物置き。
本棚として使うために小物を整理していたら母も合流して断捨離が始まり、つられてトースターやらの配置換えまで行われ、
驚くほどキッチンがすっきりした。まさかの影響。



不自由なこととか、制限とかがあっても、何とかしようって気持ちがあれば、案外楽しめたりする。
というか、なんでも楽しんでいたい。

もうすぐ、図書館の休館も終わる。
終わるけれど、ブックコーナーも引き続き常設しておこうと思う。

私の小さな図書館は今日も私に元気をくれる。



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