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「組織開発の探究」より良い組織を作る方法とは!?

こんにちわ!熱血セールスマン・タツです。気づけば今年も後1か月と1日!コロナに始まり、コロナに終わるそんな2020年はいつにも増してあっという間でした。こんな状況ではありますが、気持ちよく2021年を迎えられるよう、残り1か月強しっかり生活していきましょう!今日は、いつもよりもちょっと固めな一冊を、フカドク!

日本の第一人者が語る、「組織開発」の歴史と展望

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本書のテーマはタイトルの通り「組織開発」。時代や流派によってその定義は異なるものの、本書ではその条件を「①計画的な変革であるということ②行動科学の知識を用いること③組織の中で起こるプロセスを対象にすること④組織が適応し、革新する力を高めること④組織が適応し、革新する力を高めること」と定義しています。つまり、「変化に適応できる組織を作るための行動科学に基づく取り組み」と言えるでしょう。

著者は立教大学中原敦さんと南山大学教授の中村和彦さん。

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日本における組織開発のプロフェッショナルである2人が組織開発の成り立ちから、その課題と今後の展望を網羅的に語った一冊です。全398ページとボリューミーな内容ですが、初学者でも読みやすく理解しやすい文章なので挫折することなく読み進められるのも魅力です。

組織開発を実践するには?

1900年代、デューイやフッサールなどの哲学思想、フロイトの精神分析に始まり、組織開発の独自手法が続々と開発され始めるのが1940年代。これがいわゆる「組織開発の黎明期」で、この時期にTグループやサーベイ・フィードバックなどの手法が生まれます。日本では立教大学や産業能率大学が研究拠点となり、1960年~1970年代に「組織開発ブーム」が到来します。

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その後、冬の時代を迎えるも2010年に「OD Network Japan」 が設立される等、近年再度注目を集めています。本書ではこういった理論的系譜に加えて、具体的な組織開発手法も紹介されているので自組織で試してみたい人にとっては最適なテキストです。その詳細はここでは割愛しますが、「組織開発の3ステップ」が分かりやすいので下記に紹介します。

①見える化:What?②ガチ対話:So What?③未来づくり:Now What?

人と人が協力して一つの成果を目指すのが「組織」である以上、メンバー間の関係性やコミュニケーションが重要なのは言うまでもありません。組織を良くするためにはまず「対話」を徹底すること。結局、当たり前のことをちゃんとやることが大切なのだと実感しました。

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