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海外のパーティはしんどい?!南部アフリカ・ボツワナのパーティと私が辛い訳。

海外で週末、といえば、パーティ。

日本でも週末になると飲み会とかありますよね。

パーティって、①大音量で音楽を掛けて、②音に合わせてリズムをとったり好きに踊って、③お酒を飲む。④で、色んな人と喋りまくる。

大抵これ。だと思います。

(写真解説:下の写真は、輪の中心で1人が踊っていて、ダンスバトルみたいな感じで真ん中の人が変わっていくのを大衆が見守っている様子。確かこの時はジンバブエンダンスを踊っていたそうな。)

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でも「それだけ」の事がシンドいのです!!!!

今回は、そんな「パーティに参加するのがツライよ!」という、最近の私の悩みをここで共有したいと思います。

先に断っておきますが、「参加しなければ良いじゃん」という意見は受け付けません!(笑)

逃げる意見じゃなくて、ポジティブな意見(私はこう乗り切ってるよ、こう過ごしてるよ、こう割り切ると良いよ、等)の方が欲しいので・・・( ・'ω'・ )


ちなみに私は日本に居た頃、飲み会は好きな方でした。2次会、3次会と夜が更けるにつれて1人2人と人は減っていきますが、翌日朝から予定が無ければ大抵私は一番最後まで残る組です。

飲み会の誘いなんてあれば、ひとつ返事で「参加します!」

そんな私が、ボツワナに来てからパーティとなると「うーん。どうしようかな・・・」と悩むようになったのは5つの理由があります。

※ちなみに、先に断っておきますが、ここで言及する「パーティ」は、アフリカ南部ボツワナ共和国の首都ハボロネにおいて、大学生だとかローカルの人が普段行う飲み会(?)の事をさすので、ホテルとかレストランとか豪邸で開かれるような格式の高い(日本人が想像するような)「パーティ」とはだいぶ違うと思います。悪しからずご了承下さい。

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①ただひたすらに長い。終わりが見えない。

どれくらい長いかというと、一度パーティについていったら最低6時間は帰ってこれないことを覚悟したほうがいい。

先日参加したパーティーは、夕方16時に会場に到着して朝3時に会場を出発しました(合計11時間拘束)。

長い。長すぎる。これほどまで長いと、いくら飲み会やパーティが好きでも流石に途中から「いつ終わるのかなぁ」とか「早く終わらないかなぁ」とか考えてしまいます。

ちなみに寮のすぐそばで寮生がパーティする場合には、疲れた段階で自分の部屋に帰れるので良いのですが、何せ寮のすぐそばでパーティしてるものだから夜が明けるまで大音量の音楽が鳴り響きます。ちなみにこれ、大抵毎週こんな感じです。

 (写真解説:下の写真は寮のすぐ目の前でパーティしてる様子。私の住んでる院生寮のメンバーの元に、学内外から人が集まってきて、16時〜17時くらいの割と早い時間からお酒を飲み始めます)

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寮から離れた場所でパーティする場合は、いくら他のアフリカ諸国に比べて安全と言われているボツワナといえど、流石に夜+人が集まるような場所=危険、なので、「スマホは置いてった方がいい」と現地人の友達に言われるのですが、スマホ無しで11時間潰すのはかなり至難のわざです。

(写真解説:下の写真は誰かの家の庭で開催されたパーティ。左手に大きいスピーカーが設置されてるのがわかります。DJが大音量で音楽をかけ、その向かいで皆が踊っています。スピーカーの向かいの女性は踊りが激しすぎてブレました(笑)

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ちなみに最初に言及した11時間拘束されたパーティ、どれくらいの人数だったかというと、自分を含めてたった5人。少人数で11時間延々と会話、なんてパーティも時にはあります( ˘ω˘ )スヤァ…。


②食べ物は、無しor持参orその辺で買う

ボツワナ人(特に私の場合は学生なので)はそもそも、お酒が出るようなレストランに行くのは経済的な理由から難しいです。よっぽど特別な時か、そこそこ収入があるような裕福な人間くらいしか行きません。

じゃあローカルはどこで飲むんだ?というと、お酒だけしか出ないローカルのバーか、駐車場。(または寮。大学生なので)

「駐車場?」と思われるかもしれませんが、本当に駐車場なのです。

(写真解説:下の写真ではわかりづらいかもしれませんが、車のトランクのドアを開けて、そこで座ったりお酒やご飯を置いています。)

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以前、在留邦人だとかボツワナ人に聞いた話によると、前大統領の任期中にお酒の値段がかなり高くなったり、販売/提供時間が制限されてしまったことで、お店で飲むことが困難になったのだとか。それに抗議したボツワナ人が、「じゃあリカーショップで買って持ち寄って、自分たちで飲むわ!」ということで、車でその辺の駐車場に集結し、音楽をガンガンに掛けながら、自分たちで買ってきたお酒を飲むようになったのだとか。

今は大統領が変わりお酒に関する規制が緩和されたようですが、駐車場に集まって飲むというスタイルだけが定着し残ってしまったようです。

なので、人が集まる駐車場の周辺には、ボツワナ弁当(Dijo=ボツワナの言葉で「ごはん」という意味)を売るお店がそこそこ並びます。

「途中で適当にごはんを買って食べて休憩すればいい」と思うでしょう。

そうはいきません。

ボツワナはアフリカ。アフリカといえばシェア文化。私1人がご飯を買って食べようものなら、同じグループにいる他の友達がこぞって取りにきます。私が「食べていいよ」と言ってないにも関わらず。自分1人分のお弁当を買ったつもりが、気づいた時には主菜の肉、副菜が食べ尽くされてしまい、自分は主食のライスをおかず無しで食べるしかない・・・なんてことも。


③延々とセツワナ(ツワナ語/ボツワナ人の言語)で喋る。

ボツワナ人は小学校や幼稚園くらいから英語での教育が始まるため、たいてい英語ができます(落第してしまう子もいるようですが)。少なくとも私の大学は、ボツワナ国内ではトップ3に位置する大学なので、国内中から優秀な成績の学生が集まってくる大学(のはず。最近「本当か?!」と思う瞬間がしばしばある)。

なので、英語でのコミュニケーションは割と普通にできます

しかしあくまで彼らの言語はセツワナ。私が途中で「英語で喋ってよ!」とお願いして一瞬英語になるんですけど、聞いてると段々・・・

・・・あれ?段々セツワナになってきてるよね?!?!?!

1人がこうなると連鎖するようにみんなセツワナになります。

クイズ番組でありがちな、写真が徐々に変化していって「どこが変わったでしょう?」ってする間違い探しのごとく、途中から徐々にセツワナの単語が英語に混じり始めます。

もしみんなが英語で喋っているなら、聞いてるだけでリスニングの勉強になるし内容がわかるからまだ楽しめるかもしれませんが、「全く何言ってんのか分からんぞ」っていう言語を延々と聞き続けるのは思っている以上に結構大変です。


④その辺で(ていうか目の前で)おしっこする

文字通り。茂みに隠れるとかしない。普通に、目の前でする。人の家の塀とか、その辺の木とか。人によっては誰かの車のタイヤでする。

喋っている最中でも唐突にズボンを降ろし始める。そしてする。

全然知らない人がその辺でおしっこしてたら「ウワァ」くらいしにしか思わないけれど(当然見るのも嫌だけど)、普段一緒に行動してる友達が目の前で、公共の場所で、おしっこする姿を見たらもうドン引きですよ。しかも、勿論手を洗う場所なんてないので手は洗わないんだけど、そのおしっこしたばかりの手で、自分と手を繋がれたり肩を抱かれたりしてみてよ。

恥じらいとか、抵抗とか、申し訳なさとか、遠慮とか、必要だと思う。


⑤帰りは必ず飲酒運転

これは私が自信を持って100%と言い切ります。勿論飲酒運転は違法です。でも警察が仕事してません。なのでみんなすっっっっごく酔っ払った後でも、平気で運転して帰ります。だから事故率高いんだよ!!!!!

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わかっているのです。文化だということは。なら参加しなければ良いじゃんって事もわかっているのです。そして、もっと英語が喋れたりセツワナが喋れたりすれば、もっとマシだということもわかっているのです

ただやっぱりせっかく留学に来ていて、せっかく誘ってくれる友達がいるんだから、自分の出来る範囲で出来る限りコミュニティにコミットしたいなーって思っているわけで。

やっぱツワナ語をマスターするのがいちばん手っ取り早くて良さそうかも・・・?これを機に真剣に勉強しようかな。

いかにパーティで楽しむかは、今後も私の課題です。


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