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デジタル・ケイブ事始め。(29) 週20時間労働で、失業保険に入れるんですよ。

ども! デジタル・ケイブの福田和代です。
これまで「ミステリ作家の」と名乗ることが多かったのですが、なんとなく、「デジタル・ケイブの」とつけたほうが、舌のすべりが良くなると言いますか、安心感があると言いますか、名乗りやすくて不思議な気分です。

この心理状態は、作家が「ミステリ作家の」と、自分の職業を名乗ることに対する照れがあるんじゃないかしらん。
そう言えば、作家さんの名刺って、肩書が入ってないこと、多いんですよ。

だけど、どうやらそれだけでもないような気がするんですよね。
おそらくこれ、「帰属意識」というやつです。
フリーランスの仕事をされた経験がある方は、よくわかっていただけると思うのですが、フリーランスというのは本当にフリーなんですよ!
何言ってんだ、と思われるかもしれませんが、そもそも朝何時に起きて、何時から仕事して、何時まで仕事しててもいいんです。お昼寝したっていいんです。もちろん、きちんと仕事したうえでの話で、かんじんの仕事ができていなければ、自分が「おまんまの食い上げ」状態になるわけですが、それだって自分の勝手なわけで、フリーなんです。

しかも、フリーランスは多くの場合、ひとりでものを考え、ひとりでものごとを決定し、自分ひとりの足で立って仕事をこなすのです。
もちろん、「仕事先」「仕事の相手」はあるのですが、己の責任範囲においては、自分の力で何かを決めなくてはいけないわけです。
けっこう、神経を使います。

ところが、いま私は「株式会社デジタル・ケイブ」に帰属している!
おお!

会社員時代も、電話の受話器を上げると「〇〇の福田です」と社名を名乗っていたので、これって一種の刷り込みなのでしょうか。
ともあれ、どういうわけか安心感があるので不思議なんです。

さて、いま私は、イベントスペース&カフェで一緒にお仕事をするスタッフの皆さんと、ひとりずつお会いしています。
「面接」などというのはおこがましいのですが、どちらかと言いますと、お仕事の内容や勤務条件などを説明し、応募してくださった皆さまのご希望を聞いて、シフトを組んでいくようなことをしています。
すでに四名のスタッフさんが確定し、あとおそらく、おひとりかおふたりで採用活動が完了しそうです。

実は、このたびのデジタル・ケイブの採用活動は、Indeedさんの求人情報に無料で登録させていただき、それをSNSで流しただけなんです。
SNSで、デジタル・ケイブを応援してくださった皆さまが、どんどん拡散してくれて、「Twitterで見たよ」「noteを読んだよ」と言って、募集に応じてくださったのです。
結果的に、ハローワークにも行く前に終わってしまいそうですし、採用活動には、まったくコストをかけておりません。
大企業が、採用活動にどのくらいコストをかけているか知っているので、心底驚いております。人手不足の世の中だし。

しかも、来てくださった方々が、皆さん本好きなんですね。
来月から、一緒にお仕事するのがとても楽しみです。

で、応募してくださった方々と話していて、気がついたことがありまして。
どうやら皆さん、雇用保険(失業給付)のことを、あまりよくご存じではないようなのです。
正規雇用の社員だけではなく、非正規雇用であっても、最低31日以上勤務する予定があって、週の所定労働時間(※)が20時間以上であれば、雇用保険に入れるんです。
そして、会社の立場から言えば、「雇用保険に入らなければいけない」んです。
(※たまたまこの週は20時間を超えてしまった、ではなくて、もともとの予定が20時間以上ってことです)

なので、応募してくださった方の希望される働き方が、週20時間に届かないようであれば、率先してこちらから「20時間にしておくと、雇用保険に入れますよ」と働きかけています

……と言いますと、皆さん、「だけど、雇用保険料を天引きされるんじゃない?」と心配されるかもしれませんよね。
はい、たしかにそう。雇用保険料を、労働者と企業、両方とも支払います。
だけどね。
労働者負担の雇用保険料率(平成31年度)は、デジタル・ケイブのような一般の事業の場合、3/1000なんです。0.3%。
お給料が80000円だったら、240円。
事業主が負担するのは、「失業等給付」「雇用保険二事業」のふたつあり、この場合は480円になります。

月に240円払っておけば、いざというときに失業給付が出るのなら、入っておいたほうが良くないです?
金額はわずかかもしれませんが、収入がなくなった時に、たとえ数万円であっても、0よりはずいぶん助かると思いますよ~。

というわけで、本日は「アルバイトを選ぶとき、週に何時間にすると良い?」という、アドバイスの巻なのでした~。ちゃんちゃん。

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