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便利さの代償

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」

アニメ『鬼滅の刃』で、冨岡義勇が鬼になってしまった
妹の命乞いをする炭治郎に向かって一喝する場面の名ゼリフです。

脳は便利、時短、効率的、便利が大好きです。
しかし、その結果失われていく営みにフォーカスを当てようとはしない。

結局、便利さを追求する脳化社会が進んでいくと、人は身体を動かなくなり、ヴァーチャル空間に閉じ込められ、映画マトリクスのような脳に電極を差し込まれて生きたつもりになって植物のように栽培されるディストピアに行き着くのではないでしょうか。

便利の象徴、お金、電気が明日から使えなくなったとしたら、あなたは生きていけるでしょうか?
まさに、私たちは現代社会に生殺与奪の件を奪われてしまっている訳です。

もちろん、現代社会において、お金や電気なしで生活できる人の方が少ないとは思いますが、、

実は脆弱な生活基盤の上に私達の便利な生活は成り立っていることを自覚すること。そして、少しでも行きすぎた便利への依存を減らし、自ら生きていく知恵と営みを取り戻していく方向に舵を切った方が良いと思う今日この頃なのです。


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