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神戸 6歳児 虐待死

6歳の男の子が、お母さんとその兄弟、四人に虐待死した事件。

お母さんも小さな頃から虐待を受けていたことが判明しました。お母さんがやったことは、決して許されることではありません。最大の犠牲者、被害者は間違いなく6歳の幼子です。

それでも、お母さんも小さな頃から虐待を受けて、生き延びた「虐待サバイバー」であることは無視できないと私は、思います。

なぜなら、『虐待は連鎖する』からです。正確には、連鎖が起こりやすいです。

大人になったのだから、虐待親からは逃れて、離れて暮らせばいいと、それが解決策だと思われがちですが、実際、難しかったりする人もいます。
虐待とは、小さな頃から親の支配下に置かれることです。日常的に繰り返される虐待は、徐々に心身がむしばまれます。支配から逃れることが難しくなる。まるで、四肢を切り落とされたのかのように、身動きが出来なくなるのです。

大人になっても実家暮らしをしていたお母さんも、もしかしたら逃げ出すことが難しい程の支配下にあったのかもしれません。

繰り返しますが、だからといってお母さんのやったことは許されないことです。

その上で私は、『虐待は連鎖する』『ギリギリ生き延びた虐待サバイバーは大人になっても逃げるのが難しい』、こういったことの認知を広めたくてnoteを書きました。

虐待は、家庭の問題だけに留まらず、社会全体で解決していくべき課題だと思います。

虐待の特徴、虐待リスク、虐待サイン、通報義務…虐待に関する様々な知識や行動が、社会全体で共通認識となりますように。


虐待サバイバーである私から、読んでくださっている皆様へ

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