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ワインづくり、始まりました🍇

こんにちは
フミです🍇

今年もワインづくりに携われていて、
うれしさを噛み締めています。
去年のバロッサバレーと異なる地を見たく、
今年はピラニーズ、タスマニアを見ていきます。

ワインって、勉強すればするほど、
分からないことが増える、樹海みたいな分野です。
先日、友人から全く同じ意見を聞いて、
「だよねえ!」って、強く強く同意しました。

せっかく、多方面の方に読んでいただくので、
オタクみたいな話は軽くしていきたいと思います。
そして、できるだけ簡単に、説明を入れたいです。


今から熟成される、発酵済み赤ワイン


今年の1箇所目の滞在先のワイナリーでは、
現在、なんと赤ワインしか作っていません!
そして、カベルネフランが主要品種🍇
(カベルネフラン、だ、だいすき…♡)
カベルネフランって、緑の野菜の匂いと、
なめらかな渋み、赤ワインの中では高めの酸味が特徴。

そのほか、ピノ・ノワール、マルベック、メルロー、
シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンがあります。
興味津々なのが、植えたてのパロミノ👀
シェリーに使われる品種として耳にします。
酒精強化ワイン用?と尋ねると、やはりそのよう。


品種、さらに畑ごとに、タンクを分けて管理


ワイナリー到着翌日、一通り飲ませていただきました。
赤ワインばかり飲み比べるのは面白い。
同じ気候で育ったぶどう、同じ作り手なのだから、
品種の個性の差を強く感じます。
オーナーが、それぞれの品種をどう作りたいかも、
なんとなく感じ取ることができたように思います。
マルベックやメルローは軽やかめにつくられていました。


赤ワインの一般的な作り方を簡単に言うと、
ぶどうを収穫したら、茎から実を外し、果皮を破き、
果汁、果肉、果皮、種子、全てまぜまぜの液を作る。
発酵によって、糖分がアルコールになったら、
液体部分だけを取り除いて熟成させる。

さて、わたしがワイナリーに到着した際、
ピノ・ノワールはもう発酵が完了して、
「プレス」と言う作業まで終わっていました。
果肉や果皮をプレスマシンにかけて、
のこされた液体を絞り出す作業です。


タンクからプレスに掻き出し
プレスマシンで搾り取られた後のぶどう


ピノ・ノワール以外はと言うと、
カベルネフラン、シラーズ、マルベック、メルローが
どんどんプレスされていくところでした。
カベルネ・ソーヴィニヨンは最後にやって来ました。


ワイナリーで何してるの?って聞かれると、
わたしのようなお手伝いは、ほとんどが洗い物。
限られたスペースとタンクを使って、
どんどんやってくるブドウたちをワインにしていく。

収穫されて来たブドウをタンクに入れて発酵させ、
終わったら次のブドウのために
ワインを樽や他のタンクに移動させ、洗う。
樽も、使う前に洗う。
移動に使ったポンプや器具も洗う。
床に葡萄やワインがこぼれることがあるので、
床も常に洗い、排水用の溝も臭うので洗う。
破砕、除梗、プレスに使うマシンも都度洗う。


澱引きという作業のあと、タンクの底にはどろりとした澱が残るので、キレイに洗う


わたしが来る1週間ほど前から収穫が始まり、
滞在期間最終日の1日前に全収穫が終わりました。
収穫期は、全部で3週間ちょっと。

去年の滞在先は畑が小さく買いぶどうが中心でしたが、
今回は全部自社畑のぶどうをつかって醸造していて、
むしろ近所のワイナリーがぶどうを買うことも。

どことは言えませんが、
「えー!あのワインってこの畑から?!」
と叫びたくなる時もありました…笑


発酵ってキレイ〜


始まりました、と言うタイトルをつけておきながら、
もう1つ目のワイナリーは終わりなんです〜!
あっという間の2週間でした。
2つ目のタスマニアのワイナリーの方が長期滞在なので、
もう少しあれこれ投稿できたらと思ってます✍️

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