改めて、依存症ってなんなんだろ?
先日、何かを世間を騒がせた、ギャンブル依存症。この人が?!みたいな事態に驚いたりしましたよね?そんなこともあったので、改めて、「依存」ってなんなんでしょう?その辺を今回は掘り下げる記事にしてみたいと思います。
メンタルヘルス分野では、アルコール依存症、薬物依存など。最近ではスマホ依存、ゲーム依存も話題にあがります。私自身が、現場でよく会うのはアルコール依存の方が多いですね。
◯依存症とは?
依存症は、アルコールや薬物の摂取やギャンブル等の行為を繰り返しているうちにそれをコントロールする脳の機能が弱まってしまう『病気』と言われています。
※1世界保健機関(WHO)は「精神に作用する化学物質の摂取や、快感・高揚感を伴う行為を繰り返し行った結果、さらに刺激を求める抑えがたい渇望が起こり、その刺激を追及する行為が第一優先となり、刺激がないと精神的・身体的に不快な症状を引き起こす状態」と定義しています。
人間とは、別にアルコールとかなくても、十分に満たされた身体であるんです。
しかし、何か欠けてるように感じたり、「酒が生きがい」という「酒で死ねたら本望」「酔うために飲んでる。美味しくはない」など、ないと不安になったり、苦しくなったりするようになる。健康被害の大きい病気になりますよね。
依存症とはやめたくてもやめられない状態に陥ることですが、その種類は大きく分けて2種類あると記載があります。
物質への依存が、アルコールや薬物ですね。プロセスへの依存がギャンブル、スマホ、ゲームなどでしょうか?
依存症に共通することとして、体調をくずしても、生活リズムがくずれてても、お金を使いすぎて家族とトラブルになってたりと問題が起きているのにも関わらず、ほどほどにできない、やめられない状態に陥っているということです。
本人が困っていることもあれば、本人は気がついておらず、周りの家族が困り果てている場合も多いですね。家族が、お金の建て替えをしたり、トラブルの対応に追われたりすることもしばしば。
https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document05.pdf
◯ギャンブル依存症について
ギャンブル等依存症とは、ギャンブル等にのめり込んでコントロールができなくなる精神疾患の一つです。これにより、日常生活や社会生活に支障が生じることがあります。
先ほど出ていたプロセス依存のものに当てはまりますよね。
例えば、うつ病を発症するなどの健康問題や、ギャンブル等を原因とする多重債務や貧困といった経済的問題に加えて、家庭内の不和などの家庭問題、虐待、自殺、犯罪などの社会的問題を生じることもあります。
さらに、自分自身の現状を把握することが難しい場合も多いですね。
飲みたくて、認識が揺らぐんですよね。人に嘘ついたりならまだしも、自分自身に嘘をついて
周囲の認識としても、ギャンブル等依存症に対しては、他の疾患と比べて、病気になるのは本人の責任と考える者の割合が高いという報告もあるので、依存症は病気だということを改めて我々は認識しないといけないなと思います。
周りも攻めるし、自分自身も責めてたら大変ですから。この辺は、病気と割り切ってドライに対応していくのが大事ですね。
◯自分も十分になる可能性がある
アルコール依存症をみてると、「私も十分になる可能性があるな」と思うことがあります。
なんで、日頃から禁酒日記をつけたりするようになったりしています。
人は孤独に弱いものです。
「ダイエット中」とかいってても油断するとすぐに、スナック菓子を食べようとするし。。。
朝に「今日は飲まない」と思ってても夕方には「酒が飲みてー」なんて思ったりする。日常でも難しいのに、それが病気だったら尚更ですよね。
アルコールに断酒会だったりAAだったりあるのも、孤独を予防するためのものだったりするのだなと思います。
AAについて
◯情報を知るのが大事
こうやって調べてみたら、動画2つ見つけました。
見てたら、こういった啓発ドラマが映像でありました。今すごいですね。
アルコール健康障害、薬物依存症、ギャンブル等依存症対策全国センターのサイトに情報が詳しくありますので、下記リンクからチェックしてみてください。
最後にこの動画がとてもよかったので共有しときます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?