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もう叶うことのない願望。 祖母の手作り味噌の味を再現したい

#1ヶ月書く習慣チャレンジ、また停滞していた…。厳密に言えば、他のトピックでときどき更新はしているのだけど。

PCを触るのも実は久しぶり。(スマホだと画面が小さいので全体像が見えなくて、PCの方がやっぱり好き)

残り10日、気合を入れ直していくぞ〜!

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突然ですが、冷蔵庫にいつも常備しているものはありますか?

私の実家の冷蔵庫には、いつも手作りの味噌がありました。
いわゆる、田舎味噌で、米麹の多い、茶色い、濃い味噌です。

作っていたのは、父方の祖母。

けれど、私が高校生の頃、味噌は忽然と姿を消しました。
父母が離婚し、それと近いタイミングで祖母も亡くなったのです。


私は、祖母が作ってくれる味噌の味を当たり前だと思っていました。市販の味噌を初めて食べたとき、味の薄さに箸が止まってしまったほど。

濃くて、口中にズンとくるしょっぱさ。お味噌汁を飲み干したときに残る、豆のかけらをちょびちょび食べるのが大好きでした。
もう食べられなくなってしまった。

当たり前だと思っていたことは当たり前じゃなかったんだ。
そう気づいたときには、もう手遅れでした。


祖母の味を再現したい。でも、レシピがないのです。

祖母は大雑把かつ豪胆な人だったので、レシピなぞ、まめに残しているわけがなかった。もちろん、私の母も知りません。

祖母のごはんを、ときどき再現してみようと、郷土の食材を使ってご飯を作っているけれど、やっぱりなんだか違うんです。

どうして、生きているときに、レシピを教えてもらわなかったのだろう。他にも、着物の着付けや畑のこと、祖母からもっと聞いておきたいことがたくさんあったのに。



ときどき、考えます。
祖母は、私のそばに今でもいるんじゃないか。

だって、いつも思い出す故郷は、なぜか祖母の家の集落の風景。

田んぼがあって、目の前が山で、カモシカがときどき現れる。
庭に植えていた紫蘇の葉っぱを収穫して、その日の夜ご飯にして。
朝から聞こえる町内放送。
真夏の夜にかすかに聞こえる笛の音。

不思議なことに、昭和の農村風景の写真や映像を見ると、勝手に涙が出てきてしまうんです。都会で生き続ける自分はまったく想像できないのに、いつか、山奥にひっこんで生きている自分は容易に想像できるんです。

生まれ育った地元じゃないのに。年に数回しか訪れてなかったのに。

やっぱり近くに祖母がいるんじゃないのか? それとも、農村のDNAなのでしょうか?

もしいるんだったら、せめて味噌のレシピくらい教えてくれてもいいのになあ。早くあの味を再現させてくれ。



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現在、#1ヶ月書く習慣チャレンジ、挑戦中です。
今日のお題は、Day20「これまでで1番の後悔」でした!

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