見出し画像

【読書ログ】イマドキ女性管理職の働き方

私自身は管理職ではありませんし、中長期のキャリア像を描いても、何となくプライベートがなくなりそうで、ネガティブイメージが払拭しきれない「女性管理職」という言葉。

数値目標として「女性管理職比率」が社内で掲げられていることもあり、社内の空気感的として「管理職を目指そう」という上司からの圧が特に強くなっているように感じると、最近会った職場の同僚から聞いたばかりであることもあり、手に取りました。


1. 学び3選

この本には様々な書籍からの関連知識の引用、著者自身またはインタビューした方の経験談がたくさん掲載されており、読みやすい内容でした。
「管理職になれば景色が変わる」等、よく聞く内容も多くありましたが、この視点は新たな学びになったというものを3点挙げてみます。

✔︎「サーバントリーダー」は女性管理職に向く

多様な組織の中では、管理型・支配型マネジメントではなく、共感型、支援型マネジメントが効果的である。
その代表的なものとして「サーバントリーダーシップ」が注目されている。
サーバントとは「使用人」や「召使い」と言う意味である。
部下に対して奉仕の気持ちを持って接し、そのメンバーの持っている力を最大限発揮できるように環境整えて支援するリーダーシップの姿。
今、効果的なのは「私が手助けできる事はありますか?」と寄り添う姿勢で部下とコミュニケーションを重ねて、仕事への意欲を引き出すように環境整えることである。

出典:イマドキ女性管理職の働き方

家庭内のお母さん、部活のマネージャー的なイメージでしょうか。
このリーダーシップには子育て経験も生きてくるかな?

✔︎女性が感じる「トークン」としてのプレッシャー

「なぜ女性たちは管理職になりたがらないのか?」の章の中でいくつか理由が挙げられていますが、私個人はこの視点がしっくりきました。
少数がゆえの「悪目立ち」「お手並拝見」的な雰囲気が嫌に感じるんですよね。。

会社の中では女性は少数派ゆえに個人として見られず、全女性を代表するトークン(象徴)として扱われるため、特異な状況に置かれます。
こうした状況をハーバード大学教授のR・Mカンターは「異質であるため目立つという点では、知名度が成功の鍵となる職場においては時に有利に働くこともあるが、アウトサイダーとしての孤独と、多数派のカルチャーに同化する過程での自己疎外を招くこともある」と記します。

出典:イマドキ女性管理職の働き方

✔︎「変革型リーダーシップ」を目指す

「交換型リーダーシップ」とは、アメとムチを使い分けてリーダーが意図する方向へ人々の行動を仕向けるもの。
「交換型リーダーシップ」とは、「リーダーから与えられる報酬」と「フォロワーの服従」を交換することで成立している。
一方、「変革型リーダーシップ」とは、人々の内発的な動機を引き出そうとします。
人々の内面にある価値観を「変革」させるという意味からその名称が付けられています。
(「女性が管理職になったら読む本」より)

出典:イマドキ女性管理職の働き方

内面的な動機を引き出すために、会社のミッションを明確にして、自分の言葉で語ることが大切。
私は自分の考えを人に語ることが苦手なので、「自分はどう思うのか?」「自分がどうしたいのか?」をまず言語化する訓練が必要だと改めて感じます。

2. 次にやること

「評価は他人がするもの」だと思うので、管理職になりたいのか、向くのか向かないのかなど、事前にあれこれ考えない。
あえて打診される前から、「なる気はありません」のような否定的な姿勢も示さない。
いま与えられた環境でできることを精一杯やる。

「サーバント」「変革型」のようなリーダーシップが取れれば、自分の理想とする上司像に少し近づいていけると思うので、そのような働きかけが少しでもできるよう、自己の態度と向き合っていきたい。

つい後ろ向き志向になりがちなので、自戒のため、想いを残しておこうと思います。

あとは、この本の中で、「大学での学び」がおススメされており、人生後半に向けて、50歳くらい(上の子はちょうど社会人!)で大学院に行けたらワクワクするな〜と漠然と憧れを持ちました。

まだ学びたいことも明確になってないけれど、人生のやりたいことリストには追加したい! 

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

#読書感想文

187,064件

お読みいただきありがとうございます。もしよければ「スキ」「フォロー」「シェア」いただけるととっても嬉しいです!今後ともよろしくお願いします^^