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成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈(2023/03/17)【読書ノート】

2024年本屋大賞ノミネート!
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!

埼玉県の図書館司書が選ぶ、2023年のトップブック

著者の宮島未奈さんにも滋賀県から電話で参加していただきました。この本が京都や神奈川でも推薦され、多くの高校生に支持されていることに感謝の意を表しました。宮島さんによると、この物語は中学2年生から高校3年生までの出来事を描いており、高校生の皆さんに特に共感してもらえる内容だと言います。
編集者の視点
この作品は文学賞の先行から生まれたもので、R18文学賞などでも注目されています。この賞はもともと女性による女性のための文学を推進する目的で始まりましたが、時代と共に変化し、より広いテーマを扱うようになりました。
読者を魅了する物語
宮島さんの作品は、短編から始まり、後に複数のエピソードを加えて一つの物語に仕上げられました。物語の中心となるのは、成瀬明りというキャラクターで、彼女の魅力が読者を惹きつけています。また、彼女の視点で物語が語られることで、読者は成瀬の心情に深く共感することができます。


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