見出し画像

【ネタバレあり】アニメ「しゅごキャラ!」を見て。【1〜51話無料期間中(〜5/13)だったので、秀逸な表現についてと個人的な感想】

(こちらから見られます↓)



⚠️この記事には
     アニメ本編のネタバレを
     ガッツリと含みます⚠️









子どものころにも
見ていたのですが

今になって見てみたら
秀逸な表現が
たくさん詰まっていて
本当に驚きました……。

子どものころは単純に楽しんで見ていただけで
そういうメッセージが
あまり伝わっていなかったような気はしますが(笑)

そして

昔はなんとなくで
見ていたので
把握していなかったん
ですけれど

いま改めて見てみたら
メインの登場キャラたちは
小学生だったんですね……!

たしかにあまり
大きいイメージは
ありませんでしたけれど

ガーディアンの存在も
あって、せめて
中学生くらいかと……
勝手に思っていました。

小学校で
ここまでの敷地と設備
そして先輩後輩の関係に
一部の生徒には様づけ……

二次元はここまで
自由でいいんだなあ
ということを
思い出させてくれました。


〜メッセージを伝えるための秀逸な表現について〜


「自分の心にバツをつける」

何度も出てくる
“心にバツをつける”
という表現
秀逸ですよね。

ああ
そういう人多いよなあと
思いました。

自分で
「自分はダメだ……」と
思い込み
自らの可能性を
狭めてしまうという。


「意図的に他人の心にバツをつけようとする」

二階堂先生の
やりかたを通しての
表現は秀逸ですよね。

自分で自分の心に
バツをつける
だけじゃない。

時に
人の心にバツを付ける
ことを狙って

わざと
否定するような

心を暗くしたり
動揺させるような
ことを言う

そういう人がいる
という事実。


二階堂先生が
直接言葉をかけていた
シーンがあることもあり

その事実をスッ…と
受け入れて認識できるような
そんな表現でした。

また イースター社のように
子どもの夢を悪用する人たちがいる
という事実や

初めのころのイクトやりまのように
特に思うところもためらいもなく
人の夢が戻る可能性を壊してしまう人がいる
という事実も。


「自分で自分のこころのたまごを壊す」

このような人
ばかりなのでは……と
ちょっと恐ろしく
なりました。


納得した上で
夢を諦めるなら
ともかく

むりやり抑え込んだり
嫌なのにやめたり

そうやって
自分の心を
攻撃するような

まさに
こころのたまごを
破壊するようなことを
している人も

きっと
多くいるんだろうなあと
思いました。


いつかは
ちゃんと休んで

何十歳になった時でも

生まれ変わった
こころのたまごと
再開してくれたらな……という
気持ちになりました。


「自分のしゅごキャラを信じる」

“しゅごキャラを信じる”
“信じれば力を引き出せる”
“信じないと消えてしまう”

という表現。
これもまた秀逸ですよね。

自分で
自分の可能性を信じれば
最高の力を
発揮できる状態になる。

だけど
自分はダメだと思ったら
自分で自分の力を
抑え込んでしまい
ほとんど力を発揮できない
状態になる。

それが
感覚的に
理解できない人に向けて

“しゅごキャラ”という
目に見える
別個の対象を信じる
(だけどしゅごキャラは
   自身の可能性の具現化なので
   実質自分を信じている
   ことになる)

という
すごくわかりやすい形に
落とし込んでいるなあ……と
感心しました。


「しゅごキャラの前向きな自由さ」とそれによって浮き彫りになる「人間の不自由さ」

さすが
夢の可能性なだけあって

しゅごキャラたちは
人間の登場人物たちが
やっていようと
やっていなかろうと

「楽しそう」というだけで
すごく気軽にダンスをしたり
絵を描いたりしています。

この子たちは
人の目に映らないし
立場的に変だとか
滑稽な雰囲気になるだとかが
ないからだろうな

思ったところで


ああ

逆に言えば
人間はそれだけのものに
縛られているんだ

本当はこの子たちくらい
自分が上手だって下手だって
周りがどうだって気にせず

ただ
「楽しそうだから」
「やりたいから」
それだけで
やっていいはずなのに

いろいろなものに
縛られて

取り組む前から
自分でやめてしまって
いるんだ

と 思いました……。



〜個人的な感想〜


スゥと二階堂先生

ラン、ミキ、スゥのなかで

主張的に
同意しやすいのは
ミキなものの

感覚的に
1番同意しやすいのは
スゥだったので

そこそこの頻度で
衝撃やダメージ
恐怖を食らっている
スゥが心配で心配で

毎回

「大丈夫か〜!? 周りの人たちちゃんと
   スゥの性質を理解して慮ってあげて……!
   これ毎回その後きちんと休んで回復できてるなら
   いいけど、それができてないなら
   精神的に相当キッツいよ……」

とか

「もっとスゥに合った環境や人のいるところで
   暮らさせてあげれば……もっと困らなくて
   辛くなくて穏やかに自分を活かせる日々に……」

などという

明らかに
考えなくてよさそうな
ところまで考えていたので

スゥがしっかり
言いたいことを言えて
やりたいことをやれた
二階堂先生パート(?)は
お気に入りになりました。
(まあビックリしているところが
   ないわけではないので
   それはふつうに痛そうで
   可哀想なんですけれど……)


雑多な細かい感想

×ダイヤの声は静かで
落ちついて聞けるから
好きだなあ と思ったり


ダイヤとキャラチェンジ
しているのとかけて
ブラックダイヤモンド
だったのかなあ と思ったり


イルとエル
昔は何も
わからなかったけれど

もしかして
」と
ンジェ」から……?
と思ったり


「僕の負け組は決定だ」
「負け組? それって、誰との勝負なの?」
「それは……社会全体とか、その……」
「思い出せないの?
   じゃあ、大した相手でもないじゃん」

という会話で
なるほどなあ
確かにそうだよなあと
思ったりしました。





〜おわりに〜

今となっては
「夢」なんて疲れそうなもの
背負いたくないなあとか

無理に「本当の自分」
なんてものを探して
苦しみたくないなあとか
思っている自分ですが

(といっても諦めるとかそういう方向ではなく、
   無理せず自分のやりたいようにやるという方向で)

夢が不安定になったり
つぶされたりしがちな
年齢の子どもにとっては

良いアニメなん
じゃないかなあと
思えました。

主人公周辺が騒がしすぎて
精神的にだいぶ疲れるという
ところはあるんですけれど
魅力もある作品ですので

少年少女が変身する話や
少女漫画系の話が好きな方など
もし気になった方は
よければ見てみてください⬇️


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?