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【 私 の 仕 事 遍 歴 】 ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト で の お 仕 事 。 2

【私の仕事遍歴 その1】
スーパーマーケットでのお仕事。

の記事を前回書かせて頂きましたが、

この続編になります。

事務職目指して商業高校に入ったものの、就職氷河期の時期と重なり、はからずもスーパーマーケットに就職してしまった私。
意外とレジが楽しくて「向いてるんだな」と思っていたけれど、正社員として入社したため、もう少し責任のある「サービスカウンター」のお仕事にまわされます。

なんだ、ずっとレジが良かった・・・
そんな風に思えるくらい、サービスカウンターの仕事に関しては覚えることが多く、イレギュラーな出来事が起こることもたくさんありました。
主に、サービスカウンターに置いてあるお菓子や和菓子の包装や販売、(のしつけたりも)、館内放送、レジが混んできたら応援をマイクで呼ぶ、お菓子の発注。お菓子の種類がとにかく多くて、それぞれ包装の仕方が違ったり賞味期限も長くもつもの短いものなどがあったりで。最初はそれを覚えるのが大変でした。

サービスカウンターの仕事で私が一番好きだったのは「放送」の仕事。マイクで放送するのがなんだか楽しかった。これは、私の中で発見でした。あと「良い声してるね」となぜか褒められることが多かったりもして。喋ってる時の声と、マイクを通した時の声が違う、といった事もよく言われました。マイク用の声になってたみたいです。へえ~自分の声ってそんな感じなんだ、と、面白いなあ。。と当時は思っていたのですが、なにげにその数年後、音楽活動を始めてマイクをたくさん使うようになったので、小さなきっかけになっていたのかもしれません。
自分がやりたかった仕事じゃなかった仕事の中にも「自分に向いているもののカケラ」は見つけることが出来るんだな。と、スーパーの仕事を思い返していて、気づくことが出来ました。そうかも。遠回りするからこそ、見つけることが出来るものもある。だとすると、希望通りじゃない方向に行ってしまったとしても、自分の中におもしろがる意識があれば、未来も変わってくるのかな。なにごとも、自分次第なんだね。

サービスカウンターの仕事には最初のうちはなかなか慣れなくて。
一番苦手な「レジの応援を呼ぶ」という仕事もあったし(別の部署の男性社員さんがレジ応援に来てくれるんだけど、いつもムスッとしていたから呼ぶのが嫌だった。呼ぶたび胃がキリリ。かなりストレスになった。この仕事は社員がやらなくちゃいけないから宿命なんだけど・・ こういうの一番苦手。誰かを怒らすこと。嫌なのに来てもらうこと。)
自分より年上の主婦パートさんや大学生のバイトさんに指示したりもしなきゃいけないし、胃がキリキリすることが多かった。
サービスカウンターの仕事に変わり、自分が出来ればやりたくない苦手な仕事をすることが、圧倒的に増えました。

でも入社してから1年もするとさすがに慣れてきて・・
パートさんやバイトさんとも仲良くなるし、サービスカウンターで仲の良いパートさんと2人で入った時は仕事の合間に楽しくお喋りするくらい余裕になってきた。

ラストまでの仕事の時は、気の合う社員さんやバイトの子たちと飲み会→カラオケに行くこともあった。(帰宅するの翌日になっちゃうけど・・)働いてる人達に慣れてきて、話しやすくなってきてからは楽しかったな。
でも実はどこかで・・ 孤独感を感じたりもしてた。
私だけはなんだか違うんだなあ、と、思っていた。

休みは土日はほとんど休めず、有給もあるはずなのに使えない。それが普通だと思ってた。平日しか休みがないから、友達とも休みが合わず。隣県の愛知の名古屋市に買い物に行って、大量に服買って、それで幸せを感じてた。その頃は生活創庫っていうショッピングセンターがあって。服を買って、お気に入りのカフェでのんびりするのが好きだったんだ。私の地元は田舎だから、都会である名古屋に行くと新鮮で。刺激もあって。いつもワクワクしてた。
で、家帰ってひとりファッションショーをする。
ボーナスもあったし、実家だったし、お金の面では何も困らず、むしろ余るくらいあった。持てあますくらい・・
だからファッション雑誌に載ってていいなって思った高い服も買ってたし、その服を着たら大人っぽい自分になれたような気もしたりして、そのたび気分が上がってた。美容院も名古屋の美容院に行って、髪型もよく変えてた。

あとは、家に帰宅するのがどうしても遅くなるので、おもいっきり夜型人間になって。まだその頃20代くらいだったので、自分にとっては多感?な時期で。インターネットも始めたばかりの頃だったので、HTMLとか駆使して、ジオシティーズとかで自分のHPを作ったりしてた。その時代はメンタル病んでるけど外見的にかわいいネットアイドルみたいなのが流行ってて。わたしは「I SCREAM」のナコちゃん(ジュディマリのYUKIちゃん似)とか「サバチクビ」のうさぎちゃん、「宇宙カデリン」のかなむしちゃん、のHPを見てた。センスがいいHPで、なんとなーく憧れだった。
「チャット」という、見知らぬ人と文字で話すものも全盛期で。自分が気に入ってたHP関連の方たちとチャットでお喋りしたり、オフ会に参加したりもした。そこで恋愛?なんかもしたりした。
基本、インドアな感じだった。

詩も書きためてたり、写真と詩を合わせてみたり、それをHPに載せたりしてた。ペイントで絵を描いたり作品を作ったりもしていたし、今よりもなにげその時の方が創作に力が入っていた気がする。
その頃はyoutubeとかなかったからかな?今はyoutubeでどこまでも時間つぶせるし手軽に楽しめるものね。
でもそういったものが無かった時の方が「自分で創り出す」「考え出す」「生み出す」という機能を使いまくってた気がするな。
その頃書きためてた詩が、のちに音楽活動を始めた時にメロディがついて曲になったりもした。

そんなこんなで仕事もこなれてきて、夜型生活にも慣れてきて。
その頃、職場で初めて恋愛したりもした。


つづく。

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