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30. 地球をつくった有機物(後編|海洋・大陸・生物ができるまで)

■海の起源

地球に水がなかった何億年も前から地球は回転し続け、太陽の周りを周回して距離が変わり、地表の温度や状態は、常に変化しています。

地中からマグマが噴き出し、溶岩が流れ、溶岩が冷やされ、現在、地中や地上で、硬さや性質の違う地層が存在しています。

プレートが少しずつ移動し、地中や地表で地層が歪み褶曲し、地表に凹凸が形成されています。

そして、太陽や宇宙環境の様々な作用があり、地球は傾きながら回転し、常に「遠心力」が働いています

遠心力が働き続ける地球で、地球を作った「有機物」が地熱で熱せられ、地中では「油」と「水」が生成されます。

炭素(C)を主成分とする「油」は、褶曲した地層に蓄積し、地球の回転に伴い地中から染み出た水素(H)、酸素(O)、窒素(N)は、地表に出る過程で「海水」と「空気」を作った

ゆえに、海岸沿いに油田が多い、と考えることができます。


■大陸の起源

長い時を経て、地中に「油」と「水」が生成されると、地球の回転によって遠心力が働き、少しずつ、少しずつ、水が地表に染み出る。

同時に、地盤が沈下し、陥没し、凹んだ地盤の上に水が溜まり、塩分を含み、地表に海洋ができる。

しかし、硬い鉄や金属で形成される地盤は沈下することなく、或いは、プレート移動で褶曲・起伏した地盤は海面上に残り、陸地となり、

現在の位置に5大陸や島々が存在している

と考えられます。
※大陸移動説の不自然さを下記にまとめています。


■生物の起源

「原油」の起源は植物の死骸だと考えられています。

『植物は水がなければ生きられず、よって原油ができる前から水があったということになり、水の起源は未解明』とされています。

「植物」の主成分は酸素(O)水素(H)が結合してできる「水」ですが、次に多い成分は油にも含まれる元素、炭素(C)です。

従って、高熱の地中にある有機物が同時に「水」と「油」を生成したことによって

地中の炭素(C)が、水を得て「植物の種」を生み、根を生やし成長し、

子孫を残すため地表で花を咲かせ、果実を実らせ、枯れ朽ち、地中にかえり、

時を経て、植物を養分とする「動物」や「ヒト」が誕生したのだと考られます。

植物は、人間のために、"酸素を出してくれている”のではありません。

自らが炭素を得るために、二酸化炭素を吸収し、酸素を排出し、朽ち枯れた植物は土壌微生物によって分解され、窒素を生み、大気を生み出しています

ウイルスで人の命が絶たれることからもわかるように、ヒトはピラミッド型食物連鎖の頂点に居るのではありません。



食物連鎖は、ピラミッド型ではなく
丸い地球の生態系でつながり、
養分を受け養分を与えることで
成り立っています。


【概要】「自然の法則」と「科学の法則」に違いがある






= 注釈 =

"大陸海岸の輪郭線の形が合致する”という理由で考えられた大陸移動説は、下記の点について、考慮・言及されていない。

  • 大地は海底で繋がり地球の自転で遠心力がかかっているにもかかわらず、なぜ、4大陸が移動しプレートが動く間、大陸のない部分がまったく隆起せず、マグマが噴き出ることなく、表面に張力が働き続けて凸凹ができないのか。

  • 地球が自転し公転し続け、プレートが地球全体に繋がり常に動いている状態で、なぜ、大陸海岸の輪郭線の形を持続させたまま移動することが可能なのか。

大陸は、水面に浮かぶ発泡スチロールの様な動きをするわけではありません。

大陸は、海の水で見えなくても水面下で地続きになっていて、どこかが動けば、必ず全ての地盤に作用します。


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