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重いランドセルという記事を見たので。

こないだニュースでランドセルが重たすぎる、というような記事を見ました。私もかつて同じようなことを言っていて、それを姿勢と呼吸と息と、関連付けて友人に話してたのを思い出しました。それを書きたいと思います。


ランドセルを背負うと少し姿勢が変わります。

見た目にはあまり変化分からないのですが、実はランドセルなどの重い荷を持った時は姿勢や呼吸がかなり変わってしまいます。

かなり極端な感じですが、↓こんな感じです。


体と荷物の重心をどこに感じるかをうまく想像して、力を入れて支えようとします。



具体的な体の各部位の力の入れ具合。

また首の根っこ、頭の付け根のところに力を集中させて荷物を引き上げるようなイメージの持ち方をしてしまうこともあるし、その場合、より力はいびつにかかったままになります。


この時、実は深い呼吸や体の隅々に染み渡るような呼吸はできません。
重い荷を力を込めて持つほど、呼吸は浅くなり、より姿勢は悪くなります。

この浅い呼吸の状態はボディーバランスも悪くなります。

↑時々スポーツ選手で体つきがやや右図に近い選手を見かけたりしますが、素晴らしいセンスを持っててもぶつかり合いに弱かったりします。


↑荷物持ってなくてもこうなってしまう癖がついたりします。

荷物を持つときだけでなく、勉強の姿勢(&呼吸)、マンガ読む姿勢、本を読む姿勢、ゲームをしてる姿勢と、様々な形で気を付けないとこうなってしまいやすいです。

重い荷物を持たせて、歩けるようになるには、コツをつかむことになりますが、
そのコツ、とは、


荷物持つときに使ってる呼吸筋肉

この赤い部分の呼吸筋肉です。

呼吸の仕方を悪い状態で理解(コツを得る)してしまうと、それが癖になったりします。


ランドセルが悪いわけではないのですが、
日本の方の呼吸が浅くなってしまいやすい習慣と合わせると、今の重すぎランドセル状態っていうのは、姿勢呼吸の観点から見てもとても良くないかなと思います。


ランドセルを背負いながら胸を大きく張り上げて歩く(胸を張って歩く)のは難しいですが、理想はそういう歩き方で過ごしていけたらよいですね

歩きながら、ランドセル背負いながらではなかなか難しいですが、
呼吸も広く大きく取れてるか自分で感じながら確かめて歩けたらもっとよいですね

その時の呼吸筋肉の可動域

余談です。


ランドセルなどの重たい荷物を背負う姿勢は、大人になってからでもむちゃくちゃなストレッチなどである程度改善することができますが、それは肩や首周辺だけです。

例えば、下のような感じに自分で鏡を見て感じる人はいるでしょう。

これならお腹より上はなんとか十年くらいかければ直せます。(直すというか左絵のように理想的な形に戻す程度)

しかし、腰回りは改善できません。

これは骨盤という大きな一個の骨と、それに関係した筋肉と、背筋、

この周囲(腰)はある程度の成長を遂げてしまったら、その後、変化はしにくいです。
お腹を使う呼吸をするだけで、腰が痛くなったりと、
元々固まってしまった腰周囲の関節筋肉には、変化に必要な、骨と骨の隙間というか柔軟性がないことが理由と考えれます。


重いランドセルをどう持たせるかという持ち方は各家庭それぞれで教えてるのでしょうが、
おそらく”重たい荷物を持つ”ということ自体が非常に良くないことだと思うので、良い解決策などは見つけれないでしょう。

重いものを持つと、バランスを失う怖さからか下を見て歩きがちになります。
でも、
空を見て、胸を張って、背筋を伸ばして、
歩いて行ってほしいですね。


また、何か書きます。
お読みくださりありがとうございました。

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